貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

秋田県にかほ市: 象潟

2017-07-27 09:32:48 | 日記
秋田県にかほ市: 象潟

<九十九島の島巡りをして古を想起 その1>

平成29年7月27日

 道の駅西川で一泊。夜よりしっかり雨が

降り始める。

 土砂降りに近い。天気予報を見ると、

月山付近は午前中雨模様。

 目が覚めると、雨は上がりつつある。

 明日は、晴天の予報だ。

 秋田の象潟から酒田を本日訪れ、月山登

山は明日に変更する。

 7時に西川を出発。

 2時間ちょっとで、象潟の道の駅に到着す

る。

 美女の西施と海の眺めを楽しみ、坩満寺へ。

 坩満寺を散策していると、千葉から来られ

た同年代かそれ以上の5名の男性と出逢う。

 車の八王子というナンバーがきっかけとな

る。

 写真のシャッターを切ってあげ、私は、

坩満寺をゆったりと散策する。

 4年前に、こんな説明板と地図は、あった

かな?



この解説板で坩満寺と象潟がよくわかる。



 「松島は笑うが如く、象潟は恨むが如し」

といわれていた。

 芭蕉は、「象潟は、恨むが如し。寂しさに

悲しみをくわえて、地勢魂を悩ますに似たり。

まるで、愁いに沈む中国の美女西施のようだ」

と感じたらしい。

 当時は、九十九島が浮かぶ象潟は、松島と

同じように絶景の場所であった。

 その後の大地震による隆起で、湾は塞がれ

てしまった。

 今は田園地帯になっているが、ここにも

もう一つ物語るべきことがあったのを、

今回の訪問でわかる。

 「田を作って、稲作を盛んに」という当時

のお上のおふれに、坩満寺の和尚さん達を

中心に美景の象潟を後世に残したいと

苦心惨憺して今があるということだ。

 新たな発見と残存する松島を巡り歩くよう

になっていた。

 すてきなたんぼ道をひとり散策できるのだ。

 これがコース解説板 やはり松だ。





ここは、第1の「坩満寺」



 次は駒留島。馬がいっぱいしたのかな?





積乱雲の下にはいくつかの島々が・・・。



駒留島を廻ると、大岩が・・・。大地震の面影が。





 ・・・・次回へ・・・・・