ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

行けたら行きます

2023年05月04日 | 価値観

【Live Information】


 音楽に限らず、演劇、絵、美術、書道、写真などなど自己表現活動をされている方々は、ライブやイベントの集客は避けて通れないところです。
 友人知人に声をかけるとき、よく聞くのが「行けたら行くね」という言葉。
 これが、「行きません」と同じ意味であることをはっきり知ったのは、ついここ数年のことです。
 まったくいいトシをしてわれながらアホだな~と思いますね
 (ただし関東では行く前提でこの言葉を使うそうです)


 長いこと「おかしいな~」とは思ってたんです。
 「行けたら行くよ」と言った人が来たためしがないのを。
 20代のころ、デートに誘った相手に「その日はちょっと、、、また行きましょう」とか「いま忙しいの」などと言われたので、ずっと「また」や「忙しくない日」を待っていたのと同じ空気を感じます
 その「また」や「忙しくない日」が来ることは絶対ないのに・・・
 それを当時の自分は、「行く気がないなら『また行こう』なんて言わなければいいのに~」とイキドオッていたものです


 ぼくも、「断りづらい」「断ると相手が気分を害するのが心配」「財布の中がピンチ」「本当にまだ予定がはっきりしない」とかで言いづらいこともいろいろあるんだろうな、という考え方ができる年頃になりました。
 だからこそぼくは「先約があるんです、ごめんね」と言うようにしています。
 そして本当に予定がまだはっきりしなくて「行けたら行くよ」と答えたときは、行ける状況になったら必ず顔を出すことにしています。


 ぼくは、「行けたら行く」という言葉は、「行かない前提」では使わず、「行く前提」で使うことにしています


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