ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

メジャー・リーグ、日本で開幕

2008年03月25日 | 見る聴く感じるその他
          △野茂以来2人目の日本人開幕投手を務めた松坂

 
 パ・リーグ開幕、選抜高校野球開幕、そしてメジャー・リーグの開幕と、野球好きにはこたえられないシーズンがやってきましたね。
 今日は東京でのメジャー開幕戦。あの松坂大輔投手が開幕投手を務めるということで、ぼくも7時にはテレビの前に座って楽しみにしていました。


 開幕直前に長男が産まれた松坂投手、開幕戦での凱旋登板ということもあっていろんな意味で緊張していたのでしょうか、初回から大荒れのピッチングになりました。相手投手のブラントンが要所を締めて危なげのない投球を展開するのとは対照的に、松坂は6与四死球。しかし被安打はエリスに打たれた本塁打を含めてわずか2本、しかも3回以降は落ち着きを取り戻して危なげのない投球ぶりでした。


 普通なら6四死球も与えていればそのまま崩れていくのでしょうけれど、そこをわずか2失点で5回まで投げぬいた松坂の力量と運の強さには感嘆させられるものがありました。
 しかし2回までの松坂は、去年の悪い時がそのまま出たようで、一概に安心もできないと思いました。ただ、試合途中で軌道修正ができたことは、モノが違うことの証明にもなるだろうし、普段の調子が出た3回以降の投球が安定してできるようになると、昨年を上回る成績は充分残せると思います。


 試合は2点を先制したアスレティックスを6回にレッドソックスが捉え、3点をもぎとり逆転したかと思うと、その裏アスレティックスが2点本塁打で再び逆転。9回表にレッドソックスが同点本塁打を放って4対4の同点に追いついたところで、レッドソックスは岡島秀樹投手を投入。この時岡島に送られた大歓声は松坂に対するそれよりもひときわ高かった気がしました。
 その岡島投手が9回裏を無難に抑えたところでテレビ中継は時間切れ。せっかくの好ゲームに水を差されたようでとても残念です。最後まで見たかったなあ。


     
     岡島秀樹投手


 それにしても岡島投手、4対4の9回裏という大事なところで起用されるところなど、首脳陣からの信頼も相当厚いんでしょうね。
 試合はレッドソックスが勝利をものにし、岡島投手が見事勝利投手になりました。岡島君、おめでとう。


 また、トランペットや太鼓などの鳴り物がなかったのも良かったと思います。歓声は選手個々のプレーに送られるものだと思っているので、のべつまくなしの鳴り物入り応援にはゲンナリしているのです。


 セ・リーグの開幕戦もすぐそこまで迫っています。わが阪神タイガースの今年の戦いぶりが気になるところです。脂の乗り切る頃の面々がそろっている投手陣、各々が前年の20%増しの活躍をしてくれるだけでブルペンへの負担がかなり軽減され、余裕のある戦いを展開できると見ているのですが、さて実際はどうなることでしょうか。逆に言うと、いわゆる「JFK」オンリーの勝ちパターンから脱却しないと今年も息切れするのではないか、と危惧しております。


 10月までの半年間、今年もおおいに楽しませてもらいたいと思っています。



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コメント (10)
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