ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

アジアの純真

2006年03月12日 | 名曲


 
 ぼくという人間には、よく言えば喜怒哀楽がはっきりしている、悪く言えば気分屋、という言葉が当てはまるでありましょう。
 そのうえ、われながら几帳面だと思うけれど、その反面、友人が思わずひるむくらいくらいイイカゲン、というか、テキトーなところもあるのです。
 なんと言うか、なにかにつけて極端みたい。几帳面とイイ加減が同居しているし、白黒はっきりしないと気が済まないほうだし、ぼくの話す内容っていったら、ムダにコムズカシイことか、思いっきりアホなことの両極端。中間部分の「世間話」みたいな話が苦手なんです。





 なんか、話がそれちゃいましたが、ナニが言いたかったのかな、、、そうそう、ぼくは喜怒哀楽がはっきりしていて気分屋である、っていう話でした。 
 気分屋っていっても、「さっき決めたばかりなのに次の瞬間にはいきなり気が変わる」という類いのものではありません。「その時の気分や直感で決めることが多い」ってことです(でもガンコだから、いったんこうと決めたらなかなか譲らんぞヘッヘッヘ)(でもそのガンコさも気分次第で急に素直になったりするのさヘッヘッヘ)
 ゆえに、その日によって気分もさまざまです。落ち込む日もあれば、安定した日もあり、マジメな日があれば、アホ丸出しな日もある。内省的な気分の日もあれば、開放的な日もある。というわけで、いろんな聴く曲もその時の気分に合わせて、ってことが多いでしょうか。
 前置きが長くなりましたが、脳内が春の陽気で満たされているような、ワケもなく楽しい気分の時は、この曲に合わせて歌いながらユラユラしていることが結構あります。



PUFFY 「amiyumi」


 言わずと知れた、パフィーのデビュー曲です。発表されたのは1996年5月。
 初めて聴いた時、「おおお、これはE.L.O.(エレクトリック・ライト・オーケストラ)のパロディか!?」と思わず感心してしまったくらい、カッコいい曲です。(奥田民生ってスゴイな~、と思ったのもこの時でした)
 それになんじゃ、このフィーリング一発で単語を羅列しただけのような、ナンセンスきわまりない歌詞は。それがまた、バカにできないインパクトの強さを持っているときた!ムムム・・・
 そのくせ、脱力感漂う歌い方がやけに斬新に聴こえたりして。でもこの曲、よく聴くと実は別にそんなに脱力しているわけではないんですね。それなのにダルそうに聴こえさせてしまうところがスゴイ、なんて、ヘンなとこに感心したり。
 やけにオオゲサなエンディングも、ユーモラスに聴こえます。
 まさにノーテンキさ丸出しの、ノホホンでハッピーな曲ですよね。



     

 一発屋になるかと思いきや(勝手に思ってたんですスイマセン)、その後もビートルズなどの1960年代ポップスのエッセンスを振り撒きながら、快進撃を続けて早や10年。日本を代表する女性ポップ・デュオとして相変わらずいろんな話題を提供してくれています。
 2004年には、彼女たちを主人公としてアニメ「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」が制作され、アメリカ最大のアニメ専門局「カートゥーン・ネット」で放送されると、この番組がアメリカの視聴率アニメ部門でトップに立つ、という快挙を成し遂げて、大きな話題になりましたね。そのほか、ニューヨーク・タイムズの1面に、パフィーのインタヴュー記事が掲載されたのも記憶に新しい出来事です。





 朝っぱらから「アジアの純真」を聴いてしまった今日は、おかげで一日中ノホホンとして過ごせそうです。


[歌 詞]


◆アジアの純真
  ■歌
    PUFFY (大貫亜美&吉村由美)
  ■シングル・リリース
    1996年5月13日
  ■作 詞
    井上陽水
  ■作 曲
    奥田民生
  ■編 曲
    奥田民生
  ■プロデュース
    奥田民生
  ■チャート最高位
    1996年度オリコン週間チャート 3位
    1996年度オリコン年間チャート 15位
  ■収録アルバム
    amiyumi(1996年)

  ☆PUFFY 公式ホームページ


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする