ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

七五三の想い出

2005年11月15日 | 随想録

                             ♪七五三参り(写真はイメージです)


 七五三のお祝い、共働きの家庭が多いせいか、家族の都合に合わせて、11月15日前後の週末にお参りすることが多いようです。
 この前の日曜日は、晴れ着姿の子供を連れたお父さんお母さんの姿、たくさん見かけました。


 子供の頃のぼくは、この「晴れ着」というヤツが大の苦手でした。「よそゆきの服」というのもぼくの天敵でしたね~
 日頃着付けない服を着るのがハズカシイんです。それと、晴れ着を着せられた時に、『動くな』と言われるのがイヤだったんだと思います。たいていの男の子って、始終何か悪さをしていないと気が済まないものですからね。


 「プロフィール」欄の写真、これ実は3歳の七五三の時のものなんですよ。
 この写真を撮る時、大泣きして両親と写真屋さんを困らせたのを、今でもハッキリと覚えています。


     
      3歳の時のぼくです。


 まず蝶ネクタイ。これがクセモノ。3歳のぼくからすると、こヤツがすでに非日常の口を開けて待ち構える魔物に見えるワケです。
 そして靴。いつもは「靴」と表記するのもはばかられるような、泥だらけの「クツ」なんですが、この日は
          「靴」
なんです。文字通り「キュウクツ」なのだ!
 とどめがタイツ。半ズボンの下に白のタイツをはかされたんです。というよりむしろ、親によってムリヤリ両足をタイツの中にはめ込まれた、って感じでした。もうこれが死ぬほどイヤだった。スカートはいて町なかを歩くのと同じくらい恥ずかしかったな~。だから死ぬほど泣いてやった(笑)
 で、千歳飴を貰って泣きやんだ、という・・・


 この写真を見た人は、「キリッとしてるやん!」とか、「やっぱり男の子やね~」とか、「カッコいいよ」など、わりと好意的な言葉(註:お世辞含む)を発して下さるんですが、これは、実は泣き疲れて思いっきりフテクサレた顔なんです。


 こないだから見かける晴れ着姿の子供たち、みんなうれしそうなんですよね~。楽しそう。ちょっと気取ってる子もいたりして。
 今の子供たちって、オシャレするのに慣れてるんでしょうね。ちゃんと「自己表現」してる子もいたりするもんね。
 さすが現代っ子(これも古い言い方やな・・・)、頼もしい!、ってとこですね。


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コメント (4)
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