ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

もっと貪欲に

2005年11月11日 | 価値観
♪赤ちゃんパンダ幸浜。今日の記事とは全く関係ない(笑)んですが、可愛さにつられて画像アップして見ました


 ぼくは音楽の話をするのが好きです。ひとくちに音楽の話といっても、ゴシップめいたものから理論に関するものまで幅広くあるわけですが、ぼくは他の人が音楽というものに対してどういう価値観を持っているのか、とか、音楽に向き合う姿勢とか、いわば内面に関することを聞くのが好きなんです。


 知識の吸収はもちろん、自分にプラスになることはどんどん取り込んでいきたいですよね。
 いろんな考え方を聞くうちに別な観点に気づいたり、情報の交換から始まってうまくコミュニケーションが取れたり、交流の輪が広がったり、とたくさんの利点があります。
 近づきになった先輩が気さくな人だったりすると、思い切っていろんなことを尋ねてみたりします。
 そういうふうにして、少しでも自分の視野を広げようとしているわけです。


 最近思うことですが、思い切って食らいついてくる若い人たち(ぼくも若いつもりなんですけどね)が少なくなっているような気がするんですね。
 何がなんでもうまくなりたい、っていう欲を持っている人にあまり会えないんです。(もちろんぼくの周りに関してのことですが)
 これ、もしかすると、音楽の話に限ったことではないかもしれませんね。


 プロになるとかならないとかの次元ではなくて、若さの象徴であるがむしゃらさが見えず、妙に自己完結してる。それなりに上手い人は多いんだけれど、熱を発散するようなプレイが見えない。それはちょっと寂しいことじゃないのかなぁ、なんて思っているんです。
 バカみたいに何かにのめりこむことができるのが20代までの特権なんだから、好きでやっていることならば、一生に一度くらいは寝食を忘れるくらい音楽に打ち込んでみてほしいな、って思います。


 クールなのもひとつの個性だとは思いますが、すぐ側に経験豊富な先輩がいるにもかかわらず何もアプローチしない、あるいは仲間同士の囲いから出ようとしない、というのは見ていてあまりにももったいないと思うのです。
 

 なんてことを思う今日この頃。自分も、もっともっと貪欲になろうと思います。


人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする