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太陽の箱

2006-11-04 21:53:34 | 劇場通信
 H山演劇集大成?『太陽の箱』が上演されました。一貫して雅の世界の様式美を描き続けた今津に確かに変化を感じた今回のお芝居。僕的には初めて同じ土俵にやってきたように感じました。なんだか今までは遠い別世界で演劇ではない独自の舞台芸術を追求しているようにも感じていたのですけれど、ついにH山演劇は演劇という世界に触手を伸ばしてきた感じです。そう感じた一番の要素は登場人物が初めて人としての言葉を語り、人らしく舞台に立ったからです。もちろん時間としてはごくわずかなのですが…。現実世界にも鋭い目を向け、目の前の日常を独自の世界観で切り取るとき、彼は世界に羽ばたくのかもしれません。
 それにしても彼の周りには人が集まります。期待の目、信頼の目、好奇の目、恐怖の目。こんなにも人を引きつける何かを持った高校生は何年かぶりですよね。蝶のように舞いまくった前日位置決めもすでにエンターテイメント。これからも愛される舞台人であることを信じて、応援してます。
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