労働安全衛生法の改正案

メンタルヘルス関連情報として重要なものがあります。10月24日に発表された「労働安全衛生法の一部改正案」では、事業者に対し医師・保健師による従業員のメンタルヘルスチェックを義務付けるにあたり、検査と面接指導の流れが示されています。10月21日に開会した「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」では、労災認定におけるうつ病など審査を迅速化するための新たな基準案が示されています。また、「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」では、職場のいじめに関する定義や典型例、並びに裁判例等が配布資料の中で紹介されています。

メンタル関係の検診が、義務化されれば画期的なものですが、医師や保健師との相互信頼関係が構築されていないと、難しい面もあるかもしれません。

◎メンタル情報“Now”　

公開試験日

メンタルヘルス・マネジメント検定の公開試験日である１１月６日まで、カウントダウンとなってしまいました。受験なさる方は最後まで諦めず、納得のある日々の過ごし方をしてください。（ｋ）

ブログ 担当スタッフ

このブログは、ライフプラン２１のメンバー数名が担当しています。

判例について

メンタルヘルス問題を含む労働問題を解釈する上で、判例の理解は、欠かせない要件だと思います。法律をどのように解釈するのかは、あくまで裁判所の判断であり、最高裁判所の判断は下級審（高等裁判所や地方裁判所など）を拘束します。

下級審の判断を最高裁判所の判例違反とする上告は、刑事訴訟法でも民事訴訟法でも認められています。労働判例百選（有斐閣）は、読んでいて頭の痛くなることも多々あります（あと老眼が最近進んで細かい字が苦手となりました・・トホホ）。でも読んでいると下級審の判断が最高裁で破棄されることもよくあり、ドラマを見ているようで、興味深く思われます。まだ一部を読んだだけですが、何事も一歩一歩やっていきたいと思います。

電通事件について

映画「ツレがうつになりまして」

●映画のご紹介です。

配偶者が突然かなり重態のうつ病になった時の経験が、劇画化され（妻が漫画家だった）、さらに映画化されました。うつ病というのは、まだまだ偏見も多く、家族間で騒動となることも少なくありません。夫婦協力して、ツレのうつを乗り切った実話は、心温まるものがあります。

●映画「ツレがうつになりまして」

ＮＰＯ国際エコヘルス研究会

●ＮＰＯ国際エコヘルス研究会
前橋法務局2002年11月19日認可登記（法人成立年月日）
会社法人等番号：0700-05-001621
法人税番号：0018 0751（平成１５年２月～）
代表：鈴木庄亮 SUZUKI Shosuke
住所：〒372-0834伊勢崎市堀口町133-4
電話：0270-61-7983; FAX: 0270-61-7984

この団体の紹介者は、伊勢崎の司法書士の澤浦健さんです。

電気けいれん療法

うつ病などで、薬物療法や心理療法で効果が見られない場合、最終的に頭に電気ショックを与える方法です。ただなぜ効果があるのかわからないのと、効果が長期間持続しないのが欠点です。ちなみに私の知人は残念ながら効果がなかったようです。（Ｋ）

９月までの自殺者数の速報値

●警察庁集計の９月までの自殺者数の速報値が発表されました。

総計　２３７６１名（男性、１６２１９名　女性、７５１２名）群馬県は、３８９名です。残念ながら、１９９８年以降の自殺者３万人超が続きそうです。
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H23_tsukibetsujisatsusya.pdf
これは、あくまで「警察庁統計」の「既遂者」であり、実際の自殺者数や未遂者は更に多くなると思われます。いろいろな対策が取られていますが、経済状況の悪化の中、なかなか明るい展望が開けないことが残念であり、無気力感が強くなります。（Ｋ）