◆土用干しと梅干しの関係
土用干しは、夏の土用の時期に行われる年中行事で、その干す対象によって意味が異なる。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のことで、夏の土用は、7月19日(または7月20日)から8月6日(または8月7日)の期間だそうです。
衣類・書籍の土用干し
衣類や書籍を風をよく通し陰干しすることで虫やカビがつくことを防ぐために行う。虫干しともいう。また、書籍の場合は曝書(ばくしょ)ともいう。
田の土用干し
田の水を抜くことによって、稲が水を求めて根をよくはり秋の台風に強い稲を育てることができ、田に水を入れたときに稲が水をよく吸い穂をよく実らせることができる。 地域によっても違うがおよそ一週間が目安。
梅の土用干し
6月ごろ収穫して塩漬けにした梅を、夏の強い太陽にあてて、紫外線で殺菌し、保存性を高めるため水分を蒸発させるために土用干しをする。
昔からよく「三日三晩の土用干し」と言われていたそうです。
土用干しをすると、果肉が柔らかくなり、鮮やで濃い色に仕上がり、まろやかで風味豊かな味になる。
土用干しの三日三晩は、三日干すというのではなく六日間かけて干すという意味。
最初の三日は日差しの強い炎天下に干し夕方に梅酢に戻す。後の三日はその逆で夜干して昼間は梅酢の中に戻す。
梅干しをカンカン照りの暑い時期に作るのは、「三毒を断つ薬として」の意味がある。
三毒とは、食物・水・血液の毒。有機酸などが作用して、食物や水の毒(ばい菌など)を退治。また、血液サラサラ効果やクエン酸による疲労
回復効果も、経験上わかっていた事から、「血液の毒を消す」という効果も伝えられてきたのかもしれません。
◆「おしどり夫婦」
オシドリの雄雌が番(つがい)になって離れないことから、お互いを助け支え合いながら、いつも笑顔で一緒に暮らし、仲睦まじい夫婦という意味です。
▼実際のおしどりは
オスは、他のオスたちから自分の奥様を取られないよう、寄り添って見張っている。また、命がけでタカなどの天敵からも妻の身を守ります。
繁殖のたび、毎年のように恋のお相手を変えるため、一生同じ相手と暮らすわけではないのです。
オシドリのオスはメスが卵を産むと、抱卵や子育てを手伝うこともなくメスのもとから去っていき、別のメスに出会うとその場で求愛の行動をとる。
メスも、今の夫よりも優秀なオスを見つけた場合、何の躊躇も無くそのオスと交尾を行い、何食わぬ顔で元夫の下に戻ります。ただしそれがオスにバレてしまった時は報復を受けます。
▼おしどり夫婦の語源
「鴛鴦(オシドリ)の契り」という中国の故事に由来します。
昔、中国の暴君として名高い「康王」の側近の一人に、美しい妻をもつ男がいました。ところが、康王によって美しい妻は奪われ、夫婦は引き裂かれてしまいます。やがて、夫婦はあの世で結ばれたいという愛ゆえに自害しますが、夫婦の亡骸を康王は一緒の墓に葬らず、向かい合わせに葬らせます。
ところが、お墓から一夜にして梓(あずさ)の木がニョキニョキ生えてきて、枝や根は固く絡まり合って結ばれ、その木の上に鴛鴦(オシドリ)が巣を作って住み着き、日夜悲しげに鳴いたのだとか。
今でも中国の黄河の南に住んでいる人達は、「オシドリは引き裂かれた夫婦の生まれ変わりだ」と信じているのだとか。
他の説としては、その昔、オシドリのつがいの1羽を捕らえてしまうと、残ったもう1羽がいなくなった相手を思い続け、挙句の果てに死んでしまうという言い伝えがありました。この、「思い死ぬ鳥」という言葉が短くなって、オシドリという名前が付けられた。そして、それにあやかっておしどり夫婦という言葉が生まれた。
▼オシドリよりも“おしどり夫婦”と呼ぶに相応しい夫婦仲の鳥
鶴は一度つがいになると、ほとんどの場合、相手が死ぬまでその相手と夫婦を続けることが知られています。
鶴はどちらかが死ねば、生きている方は死体にキツネやカラスが近づくと、翼を広げて威嚇したり、くちばしでつついて撃退する。そして、死体が骨だけになってもその行動は変わらず、大雨で体が流されたり、雪のしたに隠れたりして、見えなくなって初めてどこかへ飛んでいくとのこと。
タンチョウや白鳥は、一度つがいになると1年中一緒に居ますね。雛を育てるときも、オスがメスの側にずっとついています。
タンチョウにおいては、オシドリと違ってオスもメスも卵を抱くんですよ。
シマフクロウもパートナーが死なない限りは、一生涯つがいを変えません。
ペンギンやツバメも夫婦で協力して子育てをしています。
土用干しは、夏の土用の時期に行われる年中行事で、その干す対象によって意味が異なる。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のことで、夏の土用は、7月19日(または7月20日)から8月6日(または8月7日)の期間だそうです。
衣類・書籍の土用干し
衣類や書籍を風をよく通し陰干しすることで虫やカビがつくことを防ぐために行う。虫干しともいう。また、書籍の場合は曝書(ばくしょ)ともいう。
田の土用干し
田の水を抜くことによって、稲が水を求めて根をよくはり秋の台風に強い稲を育てることができ、田に水を入れたときに稲が水をよく吸い穂をよく実らせることができる。 地域によっても違うがおよそ一週間が目安。
梅の土用干し
6月ごろ収穫して塩漬けにした梅を、夏の強い太陽にあてて、紫外線で殺菌し、保存性を高めるため水分を蒸発させるために土用干しをする。
昔からよく「三日三晩の土用干し」と言われていたそうです。
土用干しをすると、果肉が柔らかくなり、鮮やで濃い色に仕上がり、まろやかで風味豊かな味になる。
土用干しの三日三晩は、三日干すというのではなく六日間かけて干すという意味。
最初の三日は日差しの強い炎天下に干し夕方に梅酢に戻す。後の三日はその逆で夜干して昼間は梅酢の中に戻す。
梅干しをカンカン照りの暑い時期に作るのは、「三毒を断つ薬として」の意味がある。
三毒とは、食物・水・血液の毒。有機酸などが作用して、食物や水の毒(ばい菌など)を退治。また、血液サラサラ効果やクエン酸による疲労
回復効果も、経験上わかっていた事から、「血液の毒を消す」という効果も伝えられてきたのかもしれません。
◆「おしどり夫婦」
オシドリの雄雌が番(つがい)になって離れないことから、お互いを助け支え合いながら、いつも笑顔で一緒に暮らし、仲睦まじい夫婦という意味です。
▼実際のおしどりは
オスは、他のオスたちから自分の奥様を取られないよう、寄り添って見張っている。また、命がけでタカなどの天敵からも妻の身を守ります。
繁殖のたび、毎年のように恋のお相手を変えるため、一生同じ相手と暮らすわけではないのです。
オシドリのオスはメスが卵を産むと、抱卵や子育てを手伝うこともなくメスのもとから去っていき、別のメスに出会うとその場で求愛の行動をとる。
メスも、今の夫よりも優秀なオスを見つけた場合、何の躊躇も無くそのオスと交尾を行い、何食わぬ顔で元夫の下に戻ります。ただしそれがオスにバレてしまった時は報復を受けます。
▼おしどり夫婦の語源
「鴛鴦(オシドリ)の契り」という中国の故事に由来します。
昔、中国の暴君として名高い「康王」の側近の一人に、美しい妻をもつ男がいました。ところが、康王によって美しい妻は奪われ、夫婦は引き裂かれてしまいます。やがて、夫婦はあの世で結ばれたいという愛ゆえに自害しますが、夫婦の亡骸を康王は一緒の墓に葬らず、向かい合わせに葬らせます。
ところが、お墓から一夜にして梓(あずさ)の木がニョキニョキ生えてきて、枝や根は固く絡まり合って結ばれ、その木の上に鴛鴦(オシドリ)が巣を作って住み着き、日夜悲しげに鳴いたのだとか。
今でも中国の黄河の南に住んでいる人達は、「オシドリは引き裂かれた夫婦の生まれ変わりだ」と信じているのだとか。
他の説としては、その昔、オシドリのつがいの1羽を捕らえてしまうと、残ったもう1羽がいなくなった相手を思い続け、挙句の果てに死んでしまうという言い伝えがありました。この、「思い死ぬ鳥」という言葉が短くなって、オシドリという名前が付けられた。そして、それにあやかっておしどり夫婦という言葉が生まれた。
▼オシドリよりも“おしどり夫婦”と呼ぶに相応しい夫婦仲の鳥
鶴は一度つがいになると、ほとんどの場合、相手が死ぬまでその相手と夫婦を続けることが知られています。
鶴はどちらかが死ねば、生きている方は死体にキツネやカラスが近づくと、翼を広げて威嚇したり、くちばしでつついて撃退する。そして、死体が骨だけになってもその行動は変わらず、大雨で体が流されたり、雪のしたに隠れたりして、見えなくなって初めてどこかへ飛んでいくとのこと。
タンチョウや白鳥は、一度つがいになると1年中一緒に居ますね。雛を育てるときも、オスがメスの側にずっとついています。
タンチョウにおいては、オシドリと違ってオスもメスも卵を抱くんですよ。
シマフクロウもパートナーが死なない限りは、一生涯つがいを変えません。
ペンギンやツバメも夫婦で協力して子育てをしています。