自律と己克心

いつも寺へ来るために通る道路、今日は平日と比べると車の台数が多いように感じました。

「外出を控えて」という国や自治体からのお願いも、この車の多さを見ると「・・・・」

国や自治体の言うこともわかるけれど、

「ドライブだけなら」「ちょっとだけなら」と思う気持ちも十分わかります。

でも、そんな気持ちが感染拡大や医療崩壊につながることもわかっていると思います。

毎日コロナばかりでうんざりしますよね。

子供たちもかわいそうです。お商売をされている方もそうです。

みんなそうです。

貞観尼

何か踊っているような炎？

香華尼

 

現実から目を背けたい、逃れたいという思いが募っても不思議ではありません。

自分を律する、己に克つということは難しいですね。

仏教経典には「戦場において百万人の敵に勝つとも、唯一つの自己に克つ者こそ、

実に不敗の勝利者である」ということばがあります。

 

コロナの影響で大きな困難を抱えていらっしゃる方が大勢いらっしゃると思います

そして決断を迫られていらっしゃる方も多いかと存じます。

人生はどの道を選ぶかでは決まりません

上手くいかなかったとき、「選んだ道が間違っていた」と考えてしまいます。

でもどの道を選んでも問題は必ず起こります

問題はそれに対してどう対処し、どう乗り越えるかです。

問題や悩みのない人生などないのですから。

 

南無大師遍照金剛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆境の時

人生で不遇な時期こそ、

人生の転機として自分の潜在能力を養ういい機会である。

 

左遷されたり、リストラされたり、長期入院を余儀なくすることになったり

人間には、なんども人生の分岐点が訪れます。

 

この時期の過ごし方により大きな差が出てしまいます。

絶好の充電時期であり、下へ下へと根を伸ばし養分を吸収する大切な時期。

 

腐っていては充電できません。

 

逆境こそチャンスです。無駄な時間ではありませんよ。

 

南無大師遍照金剛

神道の祈祷を仏教の祈祷を合わせたらえらいことに

本日の護摩　

今日の護摩を凄いですよ。

貞観が護摩を焚いて、山主が太鼓と祝詞を奏上すると

俱利伽羅不動明王様が出現されております。

 

仏教と神道で神仏習合のご祈祷はすごいです。

 

コロナウイルスは早く収束されますように。

 

南無大師遍照金剛

 

夫を立てるということが家をたてるということ

最近は、どの家でも奥様が権限を持っているようですが、

夫を立てない家は、上手くいきません。

４月２１日の護摩

 

頼りない夫、ダメ夫、無口な夫でも男です。

その家の大黒柱です。

その大国柱をないがしろした日本社会。

 

その結果、男性の仕事を女性が奪ってしまう形となり、

結婚しない男性、結婚できない男性、働かない男性がどれだけ増えたのでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

夫を立ててしっかり家を守っていくのが妻の役目です。

 

南無大師遍照金剛　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

コロナウイルス悪疫退散の護摩祈祷を厳修いたしました

本日、１０時より関係者のみで

願主の皆様の「悪疫退散」の護摩祈祷をさせていただきました。

申し込みいただいた願主様のお名前は、両側でお一人ずつお呼びし、

護摩木にご真言を吹きいれ、1本、1本と燃えさかる炎に投げ入れ

ご祈念させていただきました。

 

今日の護摩供は「病魔退散」のご祈祷の中でも特に疫病に対する祈祷です。

また願主の皆様、総勢で500名近くございましたので、

修法に約3時間を要しました。

 

倶利伽羅不動明王様が出現いたしました。

炎が大きすぎて、カメラに入り切れませんでした。

 

祈祷の後、山主はじめ皆、顔は真っ赤っかで汗だくです。

おまけに冷たいタオルで顔を拭くと煤で真っ黒でした。

 

皆でホッとしながらお互いの汚れ具合に笑い声も起こりつつ、

無事に皆様のご祈願を終えられたことに安堵いたしました。

最後の方のお名前をお唱え申上げますと、

護摩木はすべて燃え尽ききれいな熾きとなっていました。

　　皆様の願意は、すべてお不動様の聞き入れてくださいました。

 

一日でも早く平穏な生活が訪れますように。

 

南無大師遍照金剛