亡くなった者は、
現世の行ないにより霊界でその霊性にふさわしい段階の境涯で、
それぞれ生活や修行をしているようです。
但し、霊界に全ての者が行けるわけではありません。
霊界へ行くためには、導いてくれる導師が必要です。
葬儀は、霊界に行くための一番最初の儀式です。
故人の意志で霊界に行けるというような話ではありません。
葬儀は、人間としての卒業式、そしてこれから行く世界(霊界)への為に入学式です。
僧侶の引導により、死後仏様の弟子となる得度(入学の許可)を受けます。
戒名は、霊界で呼ばれる故人の名前です。
生前の名前で呼ばれることはございません。
そして死後、七日間ごとに霊界に行くために
四十九日の修行するカリキュラムが課せられます。
その為に七日ごとのご供養が必要であり、
四十九間のカリキュラムを卒業して初めて自分の行く
境涯が決まるのです。
霊界では、
指導や学びの為の交流はありますが、
霊性の違う霊が入り混じって生活することはありません。
家族でも夫婦でも同じ境涯に行くことは稀です。
どんなに低い段階の境涯に住む霊でも
他の喜びを、自分に喜びとして生きております。
南無大師遍照金剛