命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

当山でも迎えの護摩を焚き、ご先祖様をお迎えいたしました。

2018年08月13日 19時51分14秒 | ご供養

毎年、高野山に向って護摩を焚き、ご先祖様をお迎えいたします。

護摩の火からソウロクに火を移します。

 

ご先祖様は、子孫の家と言えども、勝手にはお入りになられませんので、

「ご先祖様、どうぞ、お入りください」とお声を掛けながら、

ロウソクの火と共に、ご先祖様は家にお入りになられるのです。

仏壇のロウソクの火を灯し、

ご先祖様が、仏壇にお越しになられました。

 

山主 「二、三日ですが、ゆっくりおくつろぎくださいませ。」とご先祖様に。

 

ご先祖様からは、

 「いつもは、供養を受けても直ぐに霊界に帰らねばならないが、

今日から二、三日の間、(泊まって)ゆっくりさせてもらいます」と、お返事があったそうです。

 

続いて本堂に向います。

本堂のロウソクに火を灯し、

各家のご先祖様を本堂にお迎えいたします。

 

注 (山主の頭には、冷たいタオルが乗っております)

 

本日は、一件の盂蘭盆・特別霊界大施餓鬼供養を。

本来は、15日にお勤めなのですが、施主様が、お仕事でお参り出来ないのこと。

急遽、13日の今日、ご供養をお勤めさせていただきました。

  

 読経中に結ぶ印を特別に伝授されていただきましたが、

お分かりになられたでしょうか?

 

故人様は、供養の山主に上機嫌でお話しくださいますので、

ご供養の合間に、故人様の言われたお言葉を施主様にお伝えいたしますと、

施主様も本当に喜んでくださいます。

 

霊界施餓鬼一粒満腹法要を初めて受けられるご先祖様は、

特に、涙を流され大変お喜びくださいます。

 

その姿を見て、山主がまた感激し、

こんなに喜んでいただくと、

「坊主冥利につきる」 こちらも嬉して涙がこぼれますと。

 

本日も施主様も故人様もご満足のご様子でした。

本日は、お盆中ですので、

ご先祖様とご一緒に、ご自宅にお帰りになられました。

 

 

どちらのご先祖様も

ご自宅でごゆっくり、おくつろぎくださいませ。

 

南無大師遍照金剛