本日は、私の祖父の月命日でした。
もちろん一粒満腹長者供養でお勤めいたしました。
私は人様に「この供養は良いですよ。」言うからには、
もちろん自分でも実行しますし、良いと確信できるものしかお勧めいたしません。
祖父は、明治41年に37才の若さで亡くなり、又、父も昭和29年に49才の若さで亡くなりました。
そして私が、46歳の時に胃癌になり、余命1年の宣告を受けました。
小さな子どもと嫁と母親を残して
祖父や父のように若くして死んでしまうのか?
悩み苦しみました。
医師に大阪市大で手術をするよう、勧められたが、
成功率は3パーセント、その上肝臓もかなり悪く後3年の命と言われ、
絶望的な状態でしたが、どうしても生きなければいけないという気持ちで、
医師に、何か他に治せる方法はないかと問えば、
その医師は、私の顔を見て「神仏しかない」と言われた。
自分は酉年生まれであり、守り本尊はお不動様であるということで、
以前に祖母に連れられお参りしたことがある滝谷不動尊様を思い出し、
その足で滝谷不動尊に行ったようである。
気が付けば、滝のお不動様の護摩堂の椅子に座り、夜中に行者さんが焚いている護摩を見ておりました。
(現在のお滝の護摩堂ではありません)
すると、その行者さんが、私に「命乞いに来たか」と問うた。
私は「はい」とお答えしますと、
行者さんは、矢立を取り出し半紙に願掛けの文言を書いて
「胃癌を治したければたばこを絶て。次に肝臓も末期状態である。
その為には酒を絶て。酒は不動の許しがあれば又、楽しんだら良い。
この滝は難病治しの滝じゃ。早く滝に入れてくれる者を探して今の災いを祓え。」と言われました。
それから滝行を教えてくれる人を探す日々でしたが、皆忙しく、なかなか相手をしてくれる人などいなかった。
当時の私は、病気で今にも死にそうな姿だったのでしょう。
そのような者に滝行など、教えてくれるはずはございません。
しかし、奇跡は起こったのです。
続く。