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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1704- 倉安川に鯉の大群

2017-04-20 | 日記
 午前中、近くの倉安川沿いの自転車道路を通り いつものスポーツジムに行く。
その途中、静かな川が今日は 波騒ぎして鯉が多数泳いでいた。町内のカメラ片手の役員さんを見つけて 珍しいですね・・と声をかけてみた。

 「上流の水門が開いて、迷い込んだのだろう、昨日は大きな一匹が浅瀬に乗り上げ苦しんでいたから 人を呼んで助けたから。今日も心配になってね」とそんな話をしてくれた。まるで浦島太郎の様な話だが・・鯉の紛れ込みは年数回は見かけるのだが今回は大群だ。
 この倉安川は、今は農業用水に使われて常に整備もされているのだが県の史跡指定にもなっていて 深い歴史があるそうだ。史跡によると

 上流の「倉安川吉井水門」は吉井川中流と旭川下流をつなぐ約20kmの運河である倉安川の吉井川起点に設けられた取水口であり 船通しの閘門施設だそうだ。私は水門までは見に行ったことは無いが、荷を運ぶ船の高瀬舟の水路なのは以前から話には聞いて知っていたのだが。

 この運河は、岡山藩主池田光政が延宝7(1679)年に、作られ目的は、岡山藩が17世紀後半に干拓した倉田・倉富・倉益の三新田への灌漑用水の供給、和気・赤磐・上道3郡の年貢米の輸送、岡山城下へ出入りする高瀬舟の水路整備などで通過地にちなんで倉安川と名付けられたそうだ。こんな用水を年貢米を積んだ小舟が通ったなんて藤沢周平の「蝉しぐれ」の世界かも・・・。



 岡山三大河川の一つ、吉井川水門

1704- 最近の役者に思うこと

2017-04-17 | 日記
 ここ数年前から、過去に見ていなかった映画を探してよく見ているが 過去見ていなかった素晴らしい作品を見つける事も多い。これも旧作がネット配信され、いつでも自由に見れる環境の現代の恩恵でもある。

 海外作品には、興行収益で作品選択されていたので 芸術的に優れた作品、日本人には興味ないだろうと見限られた作品が多いのにも驚く。世界は広いし、国々の文化が違うのだから当然だが 良く見ていると 海外にも素晴らしい俳優が沢山いるのを知った。

 最近テレビドラマは、見なくなったが 何かやたらに煩いのも理由の一つ。以前、名優と言われた方はリアルで骨太、目の動き、佇まいで演技をして 余計な説明的な演技は一切ないのだが、その控えめな演出が観客に役の感情を深く伝えていたと思う。それがセリフの必要以上に怒鳴ったり、やたらに叫び 会話の終わらぬ内に話を割り込ませたり 騒がしいのと 仕草が大げさすぎて 見ていて恥ずかしくなるほどなのだ。
 また、ニュース・ドキュメンタリー番組でも不自然な大笑いとか 不味そうな料理も美味しいと言う不自然なアクションにもうんざりさせられてしまう。元々、日本人は感情を表に出さず、割と落ち着いて冷静に物事に反応する民族と世界から思われてきたが 今でもそれは変わらないのに 映画・ドラマになると人が変わった様に 目前の会話でさえ 強い声の張りとか大げさすぎた説明的な演技が舞台芝居の様にされ良い作品でも演出が鼻についてしまうのだ。
 古い名作のリニューアルした物も、その違いに驚いてしまう前に 大抵は旧作を越えられないのは 恐らく演技力と言うよりその表現が違ってきたからだろう。

 以前読んだものに欧米俳優は 英語で言うと「much 多すぎ・loud 大音量」でなく「subtle 微妙・calm 穏やか」を大事にするのが名演技者と言われているらしい。ところが今の日本人俳優はまるで その逆を行っている様だ。日本人で有名な俳優の高倉健・三船敏郎などは 欧米の基準に沿った演技者だったから世界の〇〇とも言われて有名になったのだが・・どこからこんな風になってしまったのだろうか。

 漫画とアニメ風になったのかも知れない。そんなに説明的な演技をしなくても、もう少し見る側で思いを巡らす穏やかな演出をしないと作品をも潰してしまう。
本を読み、ドラマを見るのは ただ観ているのでもなく 配役の想い悩みを思い図りながら感じたり 終わった後もその余韻を楽しむものなのだから。

 古い話だが、米の「ジェームズ・デイーン」は名優と言われた。しかし監督のフランク・カサロ氏に言わせると「彼は演技力ゼロ、本能は100だった」と言っていたそうだ。最近は、日本文化を支えてきた有名な俳優さんも 亡くなったが 改めて思い返すとその寡黙で静かな演技の日本人の性質を備えた方ばかりの様な気がする。

 

1704- CMS講習 第二回

2017-04-17 | テクニクス
 市主催の所属地域を対象にした CMS講習会が開かれた。Contents Management Systemの略で「コンテンツ管理システム」の事だ。
以前にも書き込んだが、ホームページ作成に必須の HTMLスキルが無くてもWord 感覚でページが作れると言うもので現在のブログに似ているが 自由度が高いのと携帯端末でも 表示が対応出来る辺りが違っている。

 改行とか、写真配置とか変わったフォントなど使わなければ、Word感覚で扱える優れたアプリの様だ。ホームページ作成と言えば「IBM-ホームページ・ビルダー」のソフト購入しテキスト言語を勉強して 多くのホームページは作られてきた。
 しかし、スマホ・タブレットの携帯端末が氾濫し、画面サイズも多くなりビルダーの作成法則が画面にマッチしなくなり 対応するにもいろいろな機能が絡み合い 毎年のバージョンの違いなとで それが出来ないらしい。

 新しい CMSページにはフリー「Google ワードプレス」を使う。二回目の講習で、投稿は出来てもリンク失敗とか 画像配置が思う様に出来なかった肝心の所が一挙に解決出来たのが私には収穫だった。町内ページのメンバーが全員が この4時間講座に参加したが 多くのメンバーが各自で投稿とアップロードが出来るなら 今まで専任者に全てお願いしてきた面倒な負担を少しでも 皆が助ける事が出来るのだ。

 最近は若い人は、地域活動に興味を持ってくれず そして今では古技術となった様な ビルダーを扱える人も少ない。幸いこの町内は、専任担当に恵まれたが いつまでこんな体制が続けられるのか心配してきたが このCMSに一日も早く交代ができれば良いと思う。
 私も一度は、ビルダーでページを作り上げた経験から、10年前に始まった設立当初に「ブログで行こう」と推奨したが 貧弱なブログの反対意見でビルダーにされた経緯がある。でも、今は私達だけでなく 県内全体の町内でも後継がいない問題で困っているらしいからやはり・・と思っている。

 私たちのグループメンバー15名殆どが受講したが、高齢者集団なので全員が理解出来た訳でもなさそうだ。そんな心配もあり、今までのCMS講座の内容をまとめたテキスト原案を昨日作成し 講座担当者にそれをメール送信してみた。
 不足ある点を補足して貰って、復習用に配布して貰い 早く全員がCMS投稿出来る体制に切替られれば良いと思っている。

 このツールが、主流になっているそうだ・・日本語変換は、少し心許ないが 「まあ、使える」ツールだ

1704- Chrome ブラウザ表示で

2017-04-09 | テクニクス
 最近、ネット閲覧のブラウザのアドレスに気になる文字が追加されているのを調べて判ったことがある。
私は以前から「グーグル・クローム」を使うのだがアドレスの前に 今年から 文字が追加されていた。



 「保護された通信」なら別に良い・・とは思いながら気持ちが悪いので この意味を調べてみた。
すると「 2017年1月のGoogle Chrome 56からパスワードやクレジットカード情報を送信しているHTTPサイトを「安全ではない(Not secure)」と表示すると伝えていた」これによってページアドレスが http://なのかhttps://なのかを解る様にしたらしい。これをクリックすると保護状態が明記されていた。(ロックアイコン ロック、情報アイコン 情報、危険アイコン 警告)



 Googleは検索システムとアンドロイドのスマホOSを持つ最大手で、とりわけ安全には厳しいのだろう。
しかし、セキュリテイが要である「SNS-フェースブック」、「通販amazon」では以前からこの表示は当たり前に採用されているようだ。YahooとかIEが遅れを取っている事かも知れない。



 つまりSSL接続(Secure Sockets Layer」はブラウザとサーバー間の通信は暗号化されていて 例え第三者が盗聴しても解読や改ざんを防げる・・と言うもの。
逆に、その表示のない安全でないサイト(Not Secure)は保護されていないので 大切な個人情報入力は注意しなさい・・と言う警告だ。

 

1704- 情報化で溺れそう

2017-04-07 | 日記
「視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚」を五感と言う。我々は、どれ程の備わっているセンサーを使いこなして生活しているのだろうか。
五感は肉体に備わっているが、もう一つの知能は頭脳にある。人によると「人間関係の土台は五感、知能とは土台の上を豊かにする装飾」なのだそうだ。
 
 若い人の人間関係の問題とか、結婚できない悩みを聞かされる機会が増えている気がする。
聞いてみると、知識は凄いのだが それ以外の五感が不足しているからではないかと思ってしまう。本来五感で学び取る事を、知識で補完すると間違った思考を作り上げてしまい失敗するそえだ。

 私たちの時代の先輩は、経験豊富で相談すれば適切なアドバイスが得られ 時にはこれが失敗したら終わり・・と思われた課題も 見方を変えたら何の問題もなく解決出来たりしたものだ。本の知恵では解決策は見当たらず、慎重に周囲に意見を聞いて 間違いのない行動判断を求めていたのが 良かったのかも知れない。

 今の若い人の悩みも、全て思考で考え事実ではないものを信じてしまったり 思考だけではその場の空気が読めないので 大事なチャンスも逃している気がする。情報には偽情報も多いし 誤解も多くてそれを見分けるのも難しいし 信頼していた新聞記事でさえ、別の新聞記事と比較すると見方が違う記事も多いのだから。
 五感を働かせれば、自分に課せられた仕事の意味とか目的を気にする様になり 期待されている働き方の工夫で 働き甲斐のある仕事に変えられるかも知れない。
 
 逆に五感だけでは、正確な判断にはならず そこには知識が欠かせない。今のハイテク情報化は、若い人たちを知識一辺倒に向かわせて 元々備えていた 五感センサーを退化させているように思う。人との関係はメールではなく対話と、一緒に遊ぶことで出来て行く 人はバカな意見と思っても「君の意見は良いと思うよ」と都合の良い返事をする事もある。それは相手の目の色とか、表情が語っているのを見逃してはいけないのだ。
 乗り物に乗ると 大抵の若者はスマホでメールとかゲームを長時間熱中していて 横に座る友人も同じ様に自分の世界に入っているが 「貴方とは 話はしたくない」と言っている様で何か変な気がする。

 ペットに見る動物は五感を駆使して 助けも借りずに立派に生きている。知能は僅かでも、五感があれば生きられる・・・知能だけでは人間は生きられないのだ。
そう書く私も、端末中毒に近いのだが 自身の目で確かめたり 人付き合いと自然付き合いで 五感トレーニングも必要だ。その点は動物に学び、これを鍛えないと情報化社会の津波に流されてしまいそうになる。