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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2109- 振動モーター

2021-09-10 | テクニクス

 スマホ更新で、不要のスマホを解体して構造を確認したのだが 最近はマナーモードの振動素子は円筒形から薄いボタン形に変わっていた。

  あまりに薄いので、高級素子のピエゾ方式か水晶発振振動かと思ったが 似たような振動素子を調べてもっと単純なブラシレス・モーターを超小型にしたものらしい。古いガラケーも小さな分銅モーターで、分解する度に 本体薄型化と合わせカメラ素子・マイク素子とどれも分解する度に 驚くほどの小型化に変化してきたが、このマイクロ・モーターは構造的にこれ以上小さく出来ないと思っていた。このボタン電池の様な素子の両極に電源を加えるとブルブルと振動するのでモーターに違いないが ブラシレスがボタン電池のサイズに収まるとは考えても見なかった。

 この販売している通販サイトの写真から「磁気ローター+IC素子+三角コイル2個」もあるのでモーターだ。秋葉原の通販だが驚いたことに一個百円程度。とても手作業では限界サイズだが 過去のモーターは全て中国製だったので 数億個のスマホ需要が この国に一極集中し 自動生産となり こんな価格が実現しているのだろう。

 これも、多くの国が争って生産してきた一つの部品が 中国製になった流れは他の電気部品には沢山ある。この流れは情報機器も内蔵部品も世界統一と「安い価格」を追い求めた結果だから仕方ないのだが、世界の文化が共有されて 多様な技術・多様な文化を期待していた未来が 一つの形に平準化されてしまったのでは少し違うと 一つの部品の流れを見ながらそんな事を思うのだが

 このまま低価格至上主義で、何もかもが同じ形に集中したり 個人情報の漏洩で問題にされた無料で使える 情報通信のLINEとか Googleの情報収集の危険なリスクが潜んでいるなら猶更だ。

 

 振動モーターを並べると 6mm径→4mm径→8mmボタン型に

 

 秋月電子通商、構造解説ページから ・・直径8mmの内部

 

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