碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1911- 孤独な時間が大切

2019-11-21 | 日記
 先月購入した本が 終わり次の本を探しに本屋さんへ。
以前、毎月買っていたパソコン雑誌は廃刊で数少なくなったが 今月の新刊も過去のテーマの焼き直しで新鮮味がなく読む気が起こらない・・今の時代、過去の延長路線では残ったこれも廃刊になるのかも。
 ビジネス誌のコーナーで、プレジデント社の「孤独を100倍楽しむ」と言う雑誌を見つけて購入した。ベストセラー・コーナーも分厚い翻訳本「ホモサピエンス」もあったが 以前読んだ著者なので今回はハス。

 プレジデントは月刊誌だったのだが、今はタイトル別に分冊化され毎月五冊程を発刊しているので 購入者は興味のある部分だけを選べるので便利だ。本業界も過去の分厚い月刊誌だけでは生き残るのは困難なのだろう。
最近国内統計で「国内の一人暮らしが四人に一人になった」と知ったので このタイトルを見つけた時 是非読んでみたいと思った。

 マスコミは「孤独になる」のはどれも人生にとって寂しく不幸な事として 伝えられているが この雑誌の内容は「人間はもともと孤独が常態であり 自分で考え行動する基本が必要不可欠」、「和して同ぜず」という主張が中心だ。
既婚者で作家五木寛之氏が「良い合唱に人が感動するのは、一人一人が自分のパートを夫々に微妙な違う声で歌っているからで 全員が均一の声だったら心には響かない」と言う話は、作家活動は一人で考える趣味を極めた人だし今は家庭を持つ某アナウンサーは 独身だった過去を振り返えり、一人時間があり困った時代に自分は成長できたと言う回想録は目的を持つ人はそれが必要不可欠であり 元々は 一人で生まれ一人で死んで行く人間は 孤独が自然の姿なのだと言うのも 人は自立して自己責任で生きるのも当然のことでそうありたいと思う。識者の言う独り時間と 言うのは孤独たは違う「人間には一人時間が大切だ」と言う意味だ。

 家族があればこそ、互いに支え合い 互いに尊重して暮らせば 夫々の自由で自分らしい生き方も実現出来ると思うが 子供部屋を与えられ孤独に慣れ 人との連携が不器用に育てられた結果が若者の一人暮らしが増えたこともありそうだ。他の多数の「自分の居場所を作る、趣味を極める、起業は楽しい」と言う記事も多くあったが「自由で好きなことに集中出来〇〇を成し遂げた」とか「私が寂しくない理由は・・」の様な 孤独自慢に思えてしまうのたが 私には 「孤独は寂しくなんかない」と虚勢を張っているのではないかと思えてしまった。

 現在はメール・チャツトで、多くの友人周りにいる・と言うのだが これも「私は孤独ではない」という別表現だろう。逆にチャツトなどする暇が無い人は孤独ではない人なのだろう。
20年先、2040年は、経済的な背景とか 伴侶が見つけられず未婚者も離婚者も増え続け人口の39%が一人暮らしになると言う統計が出ている。周りの半数が「不運だ・寂しい」とマイナーな気持ちを持った世の中などとても暗くて想像もできないが このテーマも 今の世の中を反映していると思うが この国は小さな島に連帯することで存続して来たのに 今の下降経済状態下の中で豊かさの我儘がその原因なのだろうか。

 プレジデント社の分冊化した雑誌の一部