すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【富士フイルム・スーパー杯】日本サッカーの高いレベルを示した一戦 ~横浜FM 2-1 甲府

2023-02-11 16:56:30 | Jリーグ
横浜の速いパスワークが光る

 クオリティの高い、いいゲームだった。

 Jリーグの開幕を告げる富士フイルム・スーパー杯が11日、国立競技場で行われた。昨シーズンのJリーグ覇者・横浜F・マリノスが、天皇杯を制したJ2のヴァンフォーレ甲府を破り、初優勝した。

 まず横浜のFWエウベルが前半30分に先制ゴールを上げたが、甲府は前半44分にFWピーター・ウタカが追いすがる同点弾。だが後半16分、横浜のトップ下、西村拓真が決勝ゴールを叩き込んで押し切った。

 横浜のフォーメーションは4-2-1-3だ。スタメンはGKがオビ・パウエル・オビンナ。最終ラインは左から上島拓巳、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也。CMFは渡辺皓太と喜田拓也。トップ下には西村拓真が入り、最前線は左からエウベル、アンデルソン・ロペス、水沼宏太だ。

 一方、甲府のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが河田晃兵。最終ラインは左から須貝英大、山本英臣、エドゥアルド・マンシャ、三浦颯太。CMFは松本凪生と佐藤和弘。2列目は左から水野颯太、長谷川元希、鳥海芳樹。1トップはピーター・ウタカだ。

横浜の強くて速いボールスピードが目を引いた

 試合が動いたのは前半30分だった。横浜の水沼宏太がアンデルソン・ロペスへ縦パス。ロペスがダイレクトでこれを折り返し、ペナルティエリア左のエウベルがフリーでゴールした。

 かたや甲府は44分。エドゥアルド・マンシャが縦パスを入れ、長谷川元希に当たったボールを鳥海芳樹が受けて横のピーター・ウタカにパス。ウタカは無人のゴールに流し込んだ。

 そして決勝点は後半16分だ。横浜の角田涼太朗が自陣からボールを持ち出し、ロペスにスルーパスを入れる。反応したロペスはシュートしたが惜しくもポストを直撃。その跳ね返りを西村拓真が押し込んだ。まるでゴールポストとワンツーしたようなおもしろいゴールだった。

 横浜は2タッチ以内で回す機敏なパスワークと、強くて速いボールスピードが光った。インテンシティの高さも目を引いた。一方の甲府もよく粘って健闘したが、惜しくも後半に入ってパワーダウンした。

 日本のサッカーが逞しく雄たけびを上げるような、レベルの高い一戦だった。

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