すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【代表メンバー発表】視聴率重視の「電通ジャパン」が発進

2018-05-19 06:27:31 | サッカー日本代表
なぜ中島が外されるのか?

 5月30日のガーナ戦に向けた代表メンバーが発表された。予想通り本田、香川、岡崎のビッグ3が入閣。いかにも日本人監督らしい年功序列のナアナア人事だ。テレビの視聴率を気にしてでもいるのだろうか。オフ・ザ・ボールと守備がダメな宇佐美が入ったのも心外だ。(MF青山敏弘が選ばれたのは納得だが)

 それにしても若手ながら実績があり将来性豊かな中島翔哉がなぜ外されるのか? 現有戦力で最もゴールの匂いがする選手だ。「左サイドはもう満員だから」というなら、セカンドトップ枠ででも入れるべきだった。これで日本は飛び道具を失った。ロシアW杯最大の楽しみが消えた。

 逆にハリル時代は冷遇されていたFW武藤嘉紀が復活したのは朗報だ。日本の得点源は彼にかかっている。大迫との2トップは鉄板だろう。ただし岡崎はコンディションさえよければ「守備的FW」として試合展開などに応じて絡んでくるだろう。

 一方、大島僚太の選出にも光を感じた。彼はひ弱で線が細くいまいち信用していなかったがマリ戦で見方を変えた。ただ川崎フロンターレのユルいサッカーに慣れているせいで香川と並びインテンシティが低く、ハリルジャパンのような強靭なフィジカルが要求されるような試合展開にはついていけずにケガを連発した。そこが彼の今後の課題だろう。

 総評としては、西野監督はベテランの経験重視で手堅い選考になった。また複数のスタイルでプレイできるポリバレント性を強調している。逆にいえばハリルが選手交代でやっていた、特定の時間帯やシチュエーションに特化したスペシャリストを切り札に使うような試合運びは減りそうだ。

 選出された日本代表メンバーは以下の通り。

【GK】
川島永嗣(メス)
中村航輔(柏レイソル)
東口順昭(ガンバ大阪)

【DF】
酒井宏樹(マルセイユ)
長友佑都(ガラタサライ)
吉田麻也(サウサンプトン)
遠藤航(浦和レッズ)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
槙野智章(浦和レッズ)
酒井高徳(ハンブルク)

【MF】
長谷部誠(フランクフルト)
本田圭佑(パチューカ)
香川真司(ドルトムント)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
乾貴士(エイバル)
山口蛍(セレッソ大阪)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
柴崎岳(ヘタフェ)
大島僚太(川崎フロンターレ)
井手口陽介(レオネサ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
原口元気(デュッセルドルフ)

【FW】
大迫勇也(ブレーメン)
岡崎慎司(レスター)
武藤嘉紀(マインツ)
浅野拓磨(シュツットガルト)

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