すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【サッカー代表メンバー発表】過密日程のなかこの「ベストメンバー」でいいのか?

2023-10-05 14:54:33 | サッカー日本代表
チームが出来上がるのが早すぎないか?

 日本サッカー協会(JFA)は10月4日、10月に行われる親善試合2試合へ向けた日本代表メンバー26人を発表した。ゲームは13日のカナダ戦、17日のチュニジア戦だ。

 さて代表メンバーはといえば、みなさんのご想像通りだ。もう当たり前すぎて名前を並べて書く気も起らない。メンバーを知らない方は上記のリンク先をみてほしい。

 で、本当はこの原稿も書く気がなかったのだが、たまたま気が向いたので1日遅れでペンを取った(じゃなくパソコンを立ち上げた)

 問題点は大きく2つある。

 第一に、ベストメンバーでの日本男子代表は、次のワールドカップまでまだ大分間があるというのにすでに出来上がりつつある。もはや完成が近い。

 このままのペースで行けば、いつぞやのワールドカップの時みたいに「チームが完成するのが早すぎた。で、本番で結果が出なかった」みたいにならないか? というのが第一点だ。

 それを防ぐためには、特に今回のタイミングの招集(理由は後述)ではJリーグの選手や若手を大幅動員し、レギュラー陣の疲弊を防ぐと同時に、新風を吹き込みマンネリを防ぐべきではなかったか? と感じる。

 そういう段階的な調整を適宜行ない、やがてワールドカップの本番を迎える、という段取りがベストではないかと考える。

CLとELで選手は大変だ

 第二点は、上で「理由は後述」と書いた問題だ。みなさんご存知の通り、目下、欧州チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの真っ最中だ。参加している各クラブとも、国内リーグと両大会での過密日程が大変で選手のやりくりに四苦八苦している。

 そんな折も折に日本代表を招集し、しかもド直球のベストメンバーを選ぶ必要があるのだろうか? 選手の疲弊に輪をかけるだけだと思うが、どうだろうか?

 私事で恐縮だが、ちなみに私は7月から8月にかけて女子ワールドカップを決勝まで全部観てハマり、レポートを逐次書いてからというもの、プレミアリーグとセリエA、ラ・リーガ、リーグ・アン、EURO2024予選、J1、そしてアジア大会、の合間にお次はチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグがやって来た。もう8月~9月の2か月間は毎日ゲームレポートで駄文を書き殴っている。

 いや好きでやってることだから人に文句は言えないが、それでも正直2か月間、毎日欠かさず試合観戦と原稿書きを続けると異常に疲れがたまる。もう体調管理がむずかしくなる。

 それを考えれば過密日程で試合をこなす選手たちはどんなに大変だろうか? と切実に考えてしまうのだ。もちろん私の疲れなど比較にならないだろう。

 そんな過密日程のなか、あのベタなベストメンバーで代表を組む意味がどこにあるのか?

 繰り返しになるが今回はJリーグの選手や若手選手を大幅動員し、新戦力の発掘を兼ねたローテーションを行うべきではなかったか?

 私はそう思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする