すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【第19回アジア競技大会】パスでいなしてベスト4へ ~サッカー男子・準々決勝 U-22日本 2-1 U-24北朝鮮

2023-10-03 05:22:49 | サッカー日本代表
ファウルで威嚇してくる北朝鮮

 アジア大会でサッカー男子・U-22日本代表は10月1日、ベスト4進出をかけて準々決勝でU-24北朝鮮代表と対戦した。試合は2対1で日本が勝った。

 のっけから相手は平然とファウルで来る。ボールを保持した日本選手の足元を、凄い迫力で根こそぎ払うタックルを仕掛けてくる。

 敵は大きなサイドチェンジを織り交ぜた、ヴィッセル神戸みたいなサッカーだ。

 強度がまるで日本と違う。

 日本のインサイドキックは、「てん、てん、てん」とのんびりピッチをゆるく弾みながら転がる。「ズバン!」と来ない。なでしこジャパンと同じだが、例によってダメダメなインサイドキックだ。日本は細かい高度な技術はあるが、基本ができてない。

「これは難しいなぁ」と感じた。

 というのも日本が最終ラインからグラウンダーのボールをていねいに繋ごうとすると敵に引っかけられそうだが、かといって相手に気おされてロングボールの放り込み合いになれば敵の思うツボだ。

 日本はどう戦うのかな? と思って注視した。

 日本のフォーメーションは4-4-2だ。GKは藤田和輝。最終ラインは右から吉田真那斗、馬場晴也、山﨑大地、奥田勇斗が構える。CMFは谷内田哲平と松岡大起。右SHは松村優太、左SHは佐藤恵允が務める。2トップは内野航太郎と西川潤だ。

日本がグラウンダーのパスで攻める

 最初、日本は相手の迫力に飲まれ、接触プレーを怖がっている感じだったが次第に慣れた。そしてグラウンダーのパスを回し始めた。これが結論だ。

 要所、要所で北朝鮮のファウルまがいのプレーが来るが、なんとかそれを交わしながらパスを繋ぐ。

 一方、北朝鮮のシュートは、ことごとくバーの遥か上を超えて行く。彼らはフィジカルがあり、スピードとパワーは凄いが「それまかせ」のサッカーだ。なんだか懐かしい感じがした。

 前半が終わり、後半に入って51分だった。サイドチェンジのボールをボックス左で受けた佐藤が、マイナスの折り返しを入れる。受けた内野が合わせると、相手DFに当たってボールはそのままゴールに入った。日本の先制だ。

 これに対し北朝鮮は74分、ボックス内からの落としのボールを、キム・グクボムがペナルティアークの左からワンタッチで叩いた。豪快なショットがゴール左に決まる。同点だ。

 一方、日本は78分、スルーパスに飛び込んだ西川に北朝鮮GKがファウルしPKに。これを松村がゴール左に決めて2-1とした。そして日本の勝利だ。

 日本は10月4日に行われる準決勝で、イランを1-0で破った香港と対戦する。

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