✿ 小島ゆかり・NHK短歌 ✿
NHKテレビの短歌は有難い番組だ。毎週日曜の朝6時、火曜午後3時に再放送。私は昨日の午後見た。まるで小島ゆかりが私に話しかけてくれるような25分間、ゲストは宝塚の愛華みれん、作歌はしないが♠短歌は心のかたまり と思うとのこと。私はうなづく。
今週の題は「コーヒー 又は紅茶」 入選歌のなかから更に選者・小島が3首を選んだ。
★ 第一席 茶房の名「ラ・メール」は「海」と教えられ初めてコーヒーを飲みし若き日
茨城県 緑川 智
ラ・メールはフランス語で「海」のこと、シャンソンのラ・メールが懐かしい。海が目裏に広がる。喫茶店「ラ・メール」で初めて飲んだコーヒーはフランスの味でしたか、智さん。
★ 第二席 槍ヶ岳を視野におさめて飲むコーヒー脚下に風が起ちて踏み出す
岡山県 柴原 佳子
雄大な風景ですね。脚下にから、夕暮れが近づいてきた、天候が変わりそうなことが分かりますね。と小島ゆかり選者の解説で情景が鮮やかになる。
★ 第三席 望まない見合ひの席のコーヒーに心たかぶりいまの妻あり
長野県 山口才智雄
奥さんに感謝してますね。シャイな方かしらと小島選者。この歌に奥さんはさぞ喜んだことでしょう。才智雄さんは、恐妻家かもしれませんよ。小島ゆかり先生。
9首の入選歌に紅茶の歌は1首のみ。コーヒーの歌ばかりである。文学や美術を語りあうときには英国的な紅茶よりもフランス的なコーヒーの方が似合っている。コーヒーはアート的な飲み物でもある。芸術家の集まる場の飲み物として大きな役割を果たしてきた。コーヒーは石油に次いで貿易規模が大きいい1次産品だそうである。
さあ、これから私の珈琲を、砂糖を入れずチョコレートを食べながら。
11月 5日 松井多絵子
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