「オオカミは犬か」
★ 猫ばかり詠まれて犬は詠まれない隣の犬がわれを見ている 松井多絵子
今日は暖かかった。犬と共に歩いている人が多かった。人間に飼われ大切にされていても、犬は行きたい処へは行けない。人間に支配されている。猫は自由に動きまわれるが犬は鎖に縛られている。隣家の犬を見ていたら、一昨年の秋に旭山動物園で見たオオカミを思い出した。童話にでてくるオオカミしか知らなかった私は、はじめてオオカミを見たとき「なーんだ。犬じゃないか」とがっかりした。旭山動物園の檻のなかには何匹もオオカミがいたがどれも私には犬に見えたのである。もし子供の頃にこのオオカミを見ていたら、童話はかなり異なる童話になったかもしれない。
この20年の間に犬のDNAがくわしく調べられ分析され、祖先がオオカミである、ということがほぼ間違いないらしい。犬はペットとして飼われることにより個体数も犬種も多くなったが、オオカミの種類はさほど多くないそうである。犬の起源は、むかし、むかし、大昔のこと。
▲ヨーロッパでは、2万年前~3万年前 人類が捕まえた獲物の残りを食べ、狩猟を補助。
▲中東では、1万年前ころ。 農耕が始まり、人類の居住地の周りをぶらつきだした。
▲中国南部では、3万2千年前ごろ、旧石器時代に人類の残飯あさりを始めた。
♠ 君も我も負け犬されどこの春も共にさくらの開花をよろこぶ 松井多絵子
※ 3月18日 テレビで今年一番早く咲いた桜を見ました。
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