関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

そんな日もある

2009年11月24日 20時32分22秒 | 音楽
今日は先々週行った池袋のスタジオにまた行ってまいりました。先々週の収穫は1曲のみ。なぜかというとペダルの音が結構入っていたから。生録はどうしても色んな音を拾っちゃうんですよね。先週公民館で録った時は、履き物をぬいで慎重に挑みました。2時間だったけど結構録れてホクホク。それで気を良くして、今日は残り全部録音するぞ!くらいの勢いで電車に乗ったのですが・・・。

前回使ったグランドピアノのある部屋は、バンドのレコーディングですでにおさえられており、仕方なくアップライトの部屋で録音することに。30年もののヤマハのアップライト、なかなかいい音で「これは!」と思っていたのですが、やはり古いものだけにペダルがキーキーと。どれだけ細心の注意を払っても音がしてしまう。その上、今日は平日の昼間なのにやたらバンドの練習が入っていたみたいで、隣の部屋でハードなやつが始まってしまい、低音&振動がバシバシ

それでも何とかかんとか数曲を録音。使い物になるかどうかはこれから判断します。SONARを使っての録音は、今持っているオーディオインターフェースのマイク端子が1個なのであきらめました。ZOOMのH4はマイク端子が2個でステレオ録音できるので、主にそちらで録っているのですが、いかんせんパンチイン録音のやり方に自信がないので、ほぼ一発録り状態。なかなか大変です。これまで1曲だけを録音するというので、数時間かけて録ったことはありましたが、今回は全部で13曲。これらを極力失敗せず弾ききるには、かなりの集中力を要します。ほとんどノーミスで来て最後の最後にミスタッチ・・・ということが何度もありました。辛い、正直辛いです。

ただ今回のこの作業、本番でミスを少なく弾くということに直結するので、ものすごく勉強になります。
実はすでにS80とSONARを使っての録音は全曲済んでいました。ただ、何となくしっくり来ないこともあって、音作りの先輩で今回のCDの原案をアドバイスしてくれたsattonさんに、SONAR版を1曲聴いてもらったのですが、そこで出た結論が「ピアノ1本で聴かせるCDには、やはり生ピアノが合っているのでは?」ということ。そこで数曲を生ピアノで録ってみたところ、かなりの違いを感じました。デジタルは信号のやりとりになるので、細かいニュアンスや響きを再現するのは難しい。特にまだDAWソフトを使いこなせていない私には、生音に近い音作りが難しい。本物の楽器にはかなわないな、と改めて感じました。どうしようもないところは、何テイクか録ったもののいいところをチョイスして差し替え。その技術も稚拙なので全くの手探り状態です。それでもまぐれですごく上手くつながった時の感動といったら!

年内完成を何とか実現させたいところです。今日はやっとJASRACに曲の申請をしました。全ての作業を自分でこなすのはほんと大変ですが、全くの手作りを体験してみるのも大事かと。
まずは完全自主制作



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2 コメント

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どんな曲なんやろ? (ひえっち)
2009-11-28 13:00:07
どういうタイプの曲録音してるんでしょうか?今iTunesで塩谷哲さんのside by side聞いてるんやけどこんなピアノいいよな~ほんとはピアノが弾けるようになりたい私です。
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童謡で~す (まつこふ)
2009-11-28 13:15:58
>ひえっちさん 「しゃぼん玉」という童謡をまず最初にアレンジして弾いていたら、私のピアノの音が童謡に合っているというようなことをsattonさんに言われまして、色んな童謡の曲をチョイスしてジャズアレンジし、1枚のCDにしようとしています。
これまで7曲ほど完成したのであと少し。年内完成を目指してがんばってます。

塩谷さんね~。ステキですよね~。ギターの弾ける人はピアノも弾けるんじゃないだろうか?逆は私の場合ありえないですけど(笑)
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