きのうはパソコンの調子が悪くて記事を書けませんでした。1日遅れましたが、きのう阪神淡路大震災から16年を迎えました。
一番被害のひどかった地域より少し離れた尼崎というところに当時住んでいて、住居には問題なかったけれど新婚で揃えた食器の大半が食器棚から飛び出して割れました。翌日には水が止まっていることがわかり、一時実家に避難しました。
結婚と同時に辞めた前の会社から、経理の後輩で神戸方面に住んでいる人が出勤できないので、代わりに派遣で来て欲しいと要請があり、少しの間通っていました。スーパーのレジの派遣というめったにないものも、こんな時だからと引き受け、姉の嫁ぎ先の最寄り駅まで電車を乗り継ぎ、がれきの横を歩いて通っていました。
結婚して1年がたち、そろそろ子供を、と思っていた矢先の出来事。余震もかなり大きいのがあり、怖くてそれどころではありませんでした。
ボランティアについて真剣に考えたのもその時期。被災した人たちが本当にして欲しいことって何だろう。今世の中で話題になっている寄付というものについても、真剣に考えました。
その年の冬に妊娠して、次の年の夏に息子が生まれました。これがもし震災を経験していなかったら、もう少し早い時期に違う子として生まれていたかもしれない。
ダンナさまの会社の借上げ社宅がもし、西宮とかもっと被災地の中心だったら、自分たちの命すら危なかったかもしれません。
本当に色んなことを震災から教わりました。