きのう近くの本屋にTRIXの記事が載っているADLIBを探しに行きました。ミュージシャンの人気投票があまりにあまりなので、ADLIBとはさよならするつもりでいましたが、TRIXが載っているとなると話は別。でもやっぱり売っていなかった。たまたま手に取った佐野元春が表紙のKeyboard Magazine7月号に、何だか興味をそそる特集が。で、ついまた買ってしまいました。その特集とは
シンセ・ユーザーのための演奏力向上計画 「オルガン音色」を弾きこなす!
う~ん、今の私のためにあるような特集でした。買わいでか!
今のメインはピアノですが、バンドをやっていた時からシンセはとても身近な楽器でした。そして自分の中で最も遠い存在の鍵盤楽器、それがオルガンだったんです。正直言って若い頃はオルガンの音色があんまり好きではありませんでした。何かロック系に使われることが多いような気がして(サンタナとか)。それがここ数年でずいぶんオルガンのかっこよさに触れる機会が増えてきました。まず何と言っても窪田宏さんとの出会い。「The Electric Future(Kool Jamming Ver.)」やTRIXの「Turkey」、KK JAMなど、も~超かっこいいオルガン・サウンド。それに生のハモンドを間近で聴いた一昨年の小野塚晃さんのライブ。それまではきらびやかで派手な音を好む傾向があって、楽器でもシンセとかエレピが好きだったのですが、オルガンの温かみのある丸い音とか、ノイジーで歪んだ音とか、パーカッシヴなかっこよさが、この年になってやっとわかって来た気がします。
特集の中身はオルガンの歴史から奏法について、とても興味深い内容です。小川文明さんの文章がめっちゃ笑える。同じ指をスライドさせて音を切らずに音階を弾く方法なんかが解説されてます。
今BGMはジミー・スミスのライブを聴いております。ハモンドの神様の彼は最初ピアノを弾いていて、あるミュージシャンの弾くオルガンを聴いて虜になり、マスターするのに何年もかかると言われたのを、自宅ガレージに書いた足鍵で練習を重ね、何と3ヶ月でマスターしたんだそうです。「好きこそものの上手なれ」の素晴らしいお手本です。人間、やってやれないことはない、と。
やってやる~!(とりあえず上鍵盤)
そして、TRIX「FORCE」発売まであと4日!