関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

さよならこんにちは

2007年06月04日 20時38分25秒 | 音楽
先日回ってきた回覧板に、地元児童館の6月のお知らせがはさんであり、私が行うミニ・コンサートのことが、かわいいピアノを弾く女の子のイラストと共に掲載されていました!うれし~!昨年から公民館で2回ほど開いて来ましたが、クリスマスの時は自分でハガキを作ったものの、おおやけの印刷物に活字として載るのは初めてなので(名前は恥ずかしいので載せないでもらいましたが)ちょっと感慨ひとしおでした。これを機にいろんなところで弾かせてもらえる機会が増えるといいな、と思います。

さて、今日の夕刊に羽田健太郎さんご逝去の記事が載っていました。以前からジャズもクラシックも何でも弾けてしまう、オシャレでセンスあふれるピアノが素敵だな~と思っていました。このところ「題名のない音楽会21」を観るのが日曜の定番になりつつあったのが、昨日の放送で羽健さんがしばらくお休みされるというテロップが出たので、ダンナさまと「病気かな~」なんて話をしていたところでした。少し前に昔撮ったビデオテープを整理していた時、前田憲男さんが羽健さんのことを「ジャズもクラシックも弾ける貴重なピアニスト」として賞賛しておられたのを見て、プロでもどちらも弾ける人はなかなかいないものなんだ、と改めてその音楽性の深さを認識したのでした。

「さよならこんにちは」というのは、佐野史郎、南果歩が主演のちょっとファンタジックなラブコメディで、私の大好きな映画です。その映画の音楽担当が羽健さんでした。ピアノを効果的に使った音楽は、ちょっとシリアスな場面にも優しさを加えてくれて、映画をより一層素敵なものにしていました。エンドロールに流れる女性ボーカルのポップスも羽健さんの作曲で、本当に温かいいい曲なので、コピーして弾いてみようかな、と思ったくらい。
実家の母にそのことで電話をしようかと思っていたら、向こうからかかって来ました。クラシックの好きな母も、ジャズが好きな私も、どちらもが楽しんで聴けた羽健さんのピアノ。もう聴けないのかと思うと残念でなりません。ご冥福をお祈りすると共に、これからも羽健さんのようにどちらも弾けるピアニストが増えますように・・・。