関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

脱力したときには、やっぱり音楽!

2007年06月13日 23時59分34秒 | 音楽
今日は幼稚園から帰った娘のゴキゲンがすこぶる悪く、何かにつけては大泣き、そしてだっこ。赤ちゃんでもしんどいのに、15キロのだっこはキツイ、そして暑い夕食の用意もままならず、予定通りに事が運ばないのにイライラし、何度もブチ切れ寸前に・・・。
ビデオを見て少しおとなしい時に、ヘッドホンでピアノを弾いてみる。ほんの少し気分がラクに。どうも眠かったらしく早々と寝たので、最近遅くまで起きている息子を寝室に追い立てて、ナニワエキスプレスのDVDを観てみる。CDを購入した直後にも1度観たのですが、93年の東原力哉ドラマー生活20周年記念のライブなので、解散から4年後くらいの映像で選曲も当時のファンにはたまらないのです。

「Oriental Makin’Love」から始まってイントロのヘリの音も懐かしい「Between the Sky and the Ground」、メロウなナンバー「For My Love」、青柳誠のサックスのロングトーンが名物の「Mil’Mama」、続けて吹きまくる「Charcoal Break」が終わると間髪入れず始まるシンセのメロディが泣けてくる「Jasmin」、そして最後はナニワの名曲中の名曲「Believin’」と、このDVDを観て改めて、学生だった当時の私がナニワをかなり愛していたことを再認識しました。
昔と今で私が一番変わったと感じるのは、やはり青柳さん。当時はとってもお若くて、学生さんのような雰囲気でかっこよくて好きでした今ではジャズ界きっての大物の風格。反対に今の方が若いのが「かずぼん」こと岩見和彦さん。昔は案外童顔を隠すために、ヒゲをはやしておられたんでしょうか。ヒゲもなく、ロン毛の今の方が、たぶんかっこいいのでは?
あと注目したのはやはりシンセ類。中村建治さんは何とシンセ4段積みでした。そして中にはあのYAMAHA DX-7が。青柳さんはRolandの2段積みで、下の段のピアノ系はRoland A80というものでした。青柳さんはその昔エンソニックというメーカーの広告に出ておられたことがあり、シンセをななめ抱きに持った青柳さんの写真のチラシを持っていたように思います。まだ持ってるかな~。

あと「Beginnings」なるCD、これはDVDと同じケースに収納されている、80年前後の未発表音源を集めたもので、とにかく1曲目にびっくり。あの有名な「Believin’」にホーンセクションを入れたバージョンがあったとは!まるで日野皓正のようなフリューゲルホーンがテーマを吹いていて、これはこれでかっこいい。ライブ録音もいくつか収録されていて、30年近く前にこんなパワフルな演奏をしていたナニワのすごさに驚かされるのでした。

こうして音楽のことを書いていると、日常と少し離れたところに気持ちが行くのが感じられていいのです。はああ~、やっぱり私には音楽が必要なんです。