時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

パソコンボランティア

2019-03-20 13:13:26 | 認知症
名前も住んでいる所も知らない高齢の女性お二人に「パソコン教えて」と言われ「良いですよ」と決まってパソコンを教えることになった。簡単決まったようだが内容は、子ども食堂を訪れ、子どもたちにプレゼントしたいと持参したカレンダーを見てパソコンを教えて欲しいとなったが、互いにチェックはしている。「パソコンはお持ちですか!場所は?」「持っている、場所は近くの公民館で」お二人から「お礼は?」「要りません」と言った。怪訝な顔をするお二人、「これまでも高齢者へのパソコンボランティアをしてきた、いまさらお金を取って教えたくない」と言ったが信用されない。次の子ども食堂の日に、これまで10年間パソコンボランティアを続け、墨田区社会福祉協議会から贈られた感謝状を見せて納得して頂いた。そうしてパソコンを教えることになったが、知識を教えるだけでなくボケないようにするためのことも考えている。考える事と指を使うことです。イラストを使う場合は、いくつかの中からお好きなイラストを選んで頂く。フォントも明朝体を出来るだけ使わずに他の多くのフォントの種類から選んで使うようにして頂いている。お二人の考える時間が長いと2時間で終わらないことが多い。3時間30分になったこともある。教え始めてから1年が経とうとしているが決められた指を使ってのタイピングに苦労されている。70歳前後のお二人にブラインドタッチをマスターして早く入力出来るようになって頂くつもりはない。全ての指を使うトレーニングにするためです。パソコンをマスターしている人は、ブラインドタッチは「慣れだ!」「練習するしかない!」と言う人が多いですが、高齢の人たちに無理に練習を強要するとパソコンを止めると言う人も出てきます。初心者の最大の難関は小文字のローマ字への変換です。「社会」これを普通は「しゃ・か・い」ですが、初心者の方は「し・ゃ・か・い」と読み、「ゃ」を大文字で入力してしまうのです。そのために小文字に慣れて頂くために毎回、始めに小文字の入力をして頂いているのです。小文字を含んだ単語の入力練習、指が上手く動かない?指は問題なく動いている。目的のキーを正しく押さえるのに苦労しているだけです。
何が問題か考えてみた。
①漢字を読む
②ひらがなをローマ字に変換
③文字をどの指を使うか決める
④目的のキーがどこにあるか探す
⑤決まったキーを押すように脳が指に指示をする

初心者の人たちは②~⑤を混在させて迷っている。ポイントは③の文字をどの指を使うか決めるです。②は「SHAKAI、KISHA。」と最初に入力して頂き、これを見て、どの指を使うか考える。④はキーボードを見ても良い。2回前から③を中心として練習をしている。

※指を使って考えるパソコン練習は脳のトレーニングに最適です。ボケ防止になり認知症予防にも効果があると考えていますが、これをいつまで続けられるかが問題です。この講習が終わればパソコンを止めてしまっては意味がありません。これからも長く続けていくための案を考えていかなければなりません。 
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