時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

カラオケ ⑦

2019-03-10 13:24:05 | 娯楽
認知症と診断された人の懐かしい好きな歌をご家族から聞いて、その曲をピアノで弾いて聴かせる。そして一緒に唄うように促す。物忘れが進んでいるはずなのに唄っている。唄う前には暗かった表情が唄い終わると明るくなっていた。認知症の人に好きな歌を唄わせるのは音楽療法と呼ばれ効果が有るのは世界的に実証されているようです。先週テレビ放送の中で紹介されていました。認知症の人に音楽療法が効果が有ると実証されているのに、認知症予防にも効果が有ると紹介されていない。私はカラオケが認知症予防に効果があると信じている。同じアパートのHさんは一人暮らし、脳梗塞を患い後遺症で左半身が不自由な暮らしをしている。日常生活で困ったことあればサポートしているが、心配だったのは脳梗塞の認知症発症への影響だった。Hさんが認知症を発症させないようにするために、その対策としてカラオケを勧めた。毎月第一日曜日13時から16時まで近くのカラオケ喫茶に行くようになった。初めは8曲ほど唄うと疲れた次はパスさせてくれと言っていた。カラオケ喫茶には他にもお客さんが居るのでパスしても問題はない。もっと多く唄えるようになるのも一つの目標にしたが、Hさんの持ち歌は十数曲しかない。新曲(懐メロだが)を唄って欲しいのだが、問いかけても「うーん!」と唸るだけだった。この日は夏から秋にかけての歌を私は唄っていた「白いサンゴ礁」「想い出の渚」「秋止符」など、そして「風」を唄い終わるとHさんは「すきま風」を唄ってみようかな!と言った。早速エントリーして唄ってもらった。初めて唄ったのに70点台は申し分ない。Hさんのレパートリーに追加した。他人の歌を聴いていても、気になるキーワードの言葉を聞くと脳を検索してリンクする記憶を探しだすことがあるようだ。歌を聴くのも頭のトレーニングになるのかも知れない。
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