時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

新型コロナウイルス ダイヤモンドプリンセス号

2020-07-26 15:36:35 | 事件
コロナ禍が収束したと思っていたが、新しい波が押し寄せてきた。2月から5ヶ月間も闘ってきたのはなんだったのか、体験を検証して対策を打ち立てなければならない。コロナ禍の始まりとなるダイヤモンドプリンセス号のクラスターについても、原因の詳細については報道されていない。多くの疑問があり再度検証してみた。

ダイヤモンドプリンセス号における新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)の流行
人員:参加者 3711人、乗員  1189人
期間:2020年1月20日~2月3日
ルート
1月20日 横浜
1月22日 鹿児島
1月25日 香港 下船した男性が新型コロナウイルスに感染、新しく中国の人が乗船
1月27日 ベトナム チャンメイ
1月28日 カイラン
1月31日 台北
2月 1日 那覇 
2月 3日 横浜
・船内隔離 期間:2月5日から14日間

2020年2月に3711人の乗員乗客を乗せたダイヤモンドプリンセス号内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団発生が発生し、合計712人の患者が確認された。

感染者の国別では中国、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど29カ国に及んでいる。クルーズ船に乗る人は家族で船旅を楽しむ人たち、船内で新しい友人を積極的に探しているとは思えない。まして言葉の通じない外国の人との会話は少ないはずである。
そうなるとこれだけ多い感染者は対面の会話による飛沫感染が第一要因とは考えられない。

国立感染症研究所によるダイヤモンドプリンセス号環境検査に関する報告(要旨)
患者周囲の環境汚染の程度を確認し、感染伝播について推測するため、船内の環境調査を実施した。国立感染症研究所でRT-PCRにてSARS-CoV-2 RNAを検出した。乗員乗客の部屋は、患者が入っていた33部屋、患者が入っていなかった16部屋から各10か所(ライトスウィッチ、ドアノブ、トイレボタン、トイレ便座、トイレ床、椅子手すり、TVリモコン、電話機、机、枕)採取した。更に空気検体を7部屋14か所から採取した。
各部屋での検出頻度は、浴室内トイレ床13か所(39%)、枕11か所(34%)、電話機8か所(24%)、机(24%)、TVリモコン7か所(21%)などであった。空気伝播を示唆する証拠は得られなかったが、廊下天井排気口からSARS-CoV-2 RNAが検出されており、特殊な環境でウイルスが遠方まで浮遊する可能性について更なる検討が必要である。

※この報告書では感染経路の全体を把握するのは難しい。これはそれぞれの部屋での濃厚感染の一因にしかならない。問題は船内の共用部でレストラン、ホールの椅子、テーブル、通路の手すりなどが重要になってくる。特にレストランでは個人が手で取るフォーク、ナイフ、
料理を取るトングなどが問題となってくる。
総括として考えるならば、コロナウイルスの宿主となるのは中国の人が数人で2週間ほどの間に約700人の人たちに飛沫感染、接触感染させるのは考えられない。他の感染についても推測するべきだった。原因追求の手法としては最初に幅広い要因を上げてから絞り込んでいくのが原則であるが、飛沫感染、接触感染に拘り続けたのがその後の感染拡大に繋がったのではないだろうか、専門家が空気感染を要因として考えないのが判らない。個人的見解としては、感染要因としては第一に空気感染、次に接触感染、そして飛沫感染としたい。ただ感染拡大については、船室の机、電話機にウイルスが付着していたとの報告があるように一人が感染すれば同室の人は飛沫感染、接触感染と濃厚接触者になる可能性は高い。
しかしこれで感染経路がすべて明らかになったのか疑問を感じた、2月21日のブログに記載しているがその時に空調感染も考えた。空気感染が認知されていないのに、空調感染なんて世界中の誰もが信じてくれないだろう。
船内隔離の14日間に感染者は増えなかったのかと疑問を持ったのが始まりで、隔離生活では人との接触はない、飛沫感染、接触感染が除かれれば他に何があるかと考えた。船内で共通しているのが空調となる。感染者の部屋から排出された空気は1ヶ所に集められ熱交換器、フィルターを通して各部屋に給気する循環型と思われる。フィルターを通しているから大丈夫と思われるが、フィルターはゴミなど個体は止めることはできるが、ウイルスのような微細で軟体の物質は通過してしまう。別に空調感染があったとしても感染者は少なく感染率も高くないと考えるが、空調感染も原因のひとつだと認証すれば対策は考えられる。
※空調感染など突拍子な発想かも知れない、しかし空調は多くの家庭、会社、施設に備えられているが、ほとんどの空調機が循環型で換気機能が備わっていない。換気機能が付いていてもランニングコストを考えて温度差のある外気の給気が抑えられている。空気の循環に伴いウイルスも循環、拡散も考える必要がある。このウイルスの循環、拡散については素人の考えであり、立証する必要があるが空調機の気流については注意が必要だと思っている。
新聞に記載されていた事例、『友人と一緒に行った飲食店で感染したとみられる。「2時間ほど食事をしただけ。2メートル以上離れていても空気の流れによってはうつると思う。
3月のある夜、友人3人と食事をした。別のグループに、後に感染者と分かる知人がいた。自分と知人の距離は複数の人を挟んで3~5メートル。互いの席で、会釈程度のあいさつをした。店内では従業員らが動くから空気も動く。離れていても感染するのかもしれない。トイレには行っておらず、ドアノブにも触っていないので、接触感染の可能性は低いと思う』
多くの人が集う飲食店で風上から風下への空気の流れにウイルスも運ばれて感染しても、本人は感染した自覚はなく経路不明となってしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする