昨日祇園で食事をした話でした。
私が食べたお茶屋さんの゛鳥○本"さんは 祇園の中でも老舗中の老舗…
さぞかしご馳走を用意しているだろう♪ 私は期待を持っていました。
女中さん?に案内されて 通された部屋は四畳半。
料亭の部屋らしく 碓黄色の壁が施してあります。
足許は炬燵が据えていて いわゆる電気炬燵ですね(^_^;)
隅に取り付け型の温風器 天井には炬燵の天盤くらいの白色蛍光灯…
入ってまず簡素な造りに驚きました。
そして
座って振り返ると壁に小さな窪みが有りました… 床の間です(^_^;)
四角の四畳半の部屋に入って右手が壁に床の間、向かいが壁、その横側が雪見障子(ガラス付き)、その横が欄干を兼ねた障子です。
私は料理が来るまで珍しいもの好きなおっちゃん その ままで 部屋の中やら辺りを見渡しました(^_^;)
まず雪見障子を開けると、目の前に庭があります。
祇園の座敷なら庭があって当然でしょうが、こじんまりした建物に箱庭…小振りでも一通り揃っていました。
そしてその庭の向こう側も小さな座敷があります。
真っ暗闇にただ一点ボンヤリと灯りが点いているだけでまるで存在を感じさせません。それが妙にノスタルジーを感じさせる趣で…時代劇の中に入り込んだような気持ちになり しばらく見とれてしまいました。
そして足許の庭に目を移すと、
これ なんと なんと 猫ですよ(^_^;)二匹庭先でじゃれています。
これには私も苦笑せざるを得ません(^^ゞ
せっかく感傷に浸っていたのに庭に猫、夜の闇に明暗を取り入れて静寂に包み込まれた和風の座敷… 正に侘寂の世界を醸し出しているのに(^^;)…
今風に言うならどんな施設管理体制をしているのかと なる話ですね(^^;)
まっ、こんなものか… せっかくのノスタルジーは消し飛んでしまいましたが、気を取り直して もう一つ隣の障子に手を掛けました。
これは あまり使った形跡がないのか 建具がガタついています。 こんな時力を込めて開けようとすると、かえって開けにくくなるから、私はそーと 障子を滑らします。
障子は音もなくスーと動きました。
そして、そう十センチくらい開けて外を覗きました。
あれ!?…
可笑しな…いえ 不思議なことに気づきました。
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