
強羅駅にやってきたベルニナ号は1981年にデビューした車両。これが箱根登山鉄道に登場したとき、子供ながらになんと垢抜けたカッコいい車両が出来たことかと感銘を受けた覚えがある。


右に左にクネクネと急カーブを曲がりながら下山していく列車のカーブ通過時の速度は概ね15km/hくらいにスピードを抑えて走っている。それでも早い感じがするのは不思議である。それだけ険しいところを走っているのだろう。

線路と台車の摩擦熱を抑えるための散水装置。けっこう頻繁に

1回目の行き違いでアレグラ号と出会う。無理してベルニナ号に乗らなければ帰りもこの新型でかぶりつきが快適なアレグラ号だったのになと思った。残念。

私の身長ではかぶりつき窓の高さが低く腰を曲げないといけないのと、前面ガラスが経年劣化などで薄汚れているので写真が撮りにくいのだ。

山の中の警報音のない極小の踏切でもたまに人が佇んでいたりして少しビビる。

1回目のスイッチバックは最古参車両。往路では対向列車を長い間待ったが、復路ではほど同時入線で待ち時間も少ない感じ。

登り列車が出たあと、線路を渡って下り始める。

登り方面と下り方面双方への高低差感が半端ではない。

カメラを構える人。

2回目のスイッチバック駅の前では何やら撮影のカメラクルーたちが!何かのロケかね?


切り替えして、線路を渡り更に下山開始。

トンネル、橋、トンネル。絵に書いたような険しい地形。よくこんなところに鉄道を敷いたなと感心する。

3回目のスイッチバックはベルニナ号。個人的には初期塗装のこのデザインにベルニナ君がいちばん好き。ここでも入線はほぼ同時であった。

更に下る。

はいはい、どんどんくだっちゃうよ~。

下っても下っても依然として高いところを走っていることを知るにつけ、どんだけ登っていたんだと往路の工程が感慨深く思い出される。

ここまで下るとさすがに街感があって、ほどなくすると、

箱根湯本駅に到着。