朝6時起床で8時半過ぎに現地入り後、21時半過ぎに全てが終了するまでの丸13時間を京都の上七軒歌舞練場というところで過ごした。ボランティアとは言え、通常の勤務時間を遥かに超えて緊張の中で拘束された私は、午前零時にようやく帰宅したときは、かなりお疲れであった。
今日は、来年2007年・夏公開の宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演の映画「舞妓Haaaan!!!」のエキストラに参加して来たのである。こういうのは初めての経験だったので右も左もわからず、昼ちょい過ぎくらいに終わるだろうくらいに軽く考えていて、しかも「参加する事に意義が有る」というスタンスで割り切っていたので、遅めに現地入りし、いちばん端っ子の席に座ってたのだが、仕切り役のスタッフより2度の席移動の命じられた上・・・想定外の大盤狂わせがあった。
(写真は7月の京都まち歩き探検隊の時に撮影したもの。実は、京都在住のパープルさんの提案により、二次会で訪れたところなのである。ちなみに今日は折りしも第11回まち歩き探検隊の日。上記理由で午後から参加するつもりだったけど、当然行けるはずもなく途中で泣く泣く不参加の連絡をする羽目に・・・(泣))
というのも、担当者からはカジュアルな服装は避けるようにと事前に連絡を受けていたのでスーツで行ったのだが、思いのほかスーツ姿の人間は少なく、そして、私同様遅れて入場して来た美しき和装の女性の「連れの役」として客席中央付近通路際に座席を指定され、しかも、小道具のチケットとパンフレットを渡されて、開演前のシーンで、なんと「指定された座席を探しながら連れの女性と一緒に中央の通路を歩く役」を与えられてしまったのである。
↑支給された昼食の弁当
まさに、寝耳に水!猫に小判!豚に真珠である。よーわからんが、カットされていなければ『わりとちゃんと映っているかも』と期待してしまう私♪それからは順番に、客席や通路で演技をする主演の阿部サダヲさんや、堤真一さん、それに、柴咲コウさん、京野ことみさん、生瀬勝久さん、伊東四朗さん、吉行和子さんらの動きに合わせ、観劇客としてのザワザワ感や歓声や拍手をスタッフから演技指導を受けながら撮影が進められていった。
↑支給された夕食の弁当
同じシーンでも幾つものカットに分けられていて、同じ設定のシーンをカメラの位置を変えて繰り返し撮影されるのでテマヒマがかかるのである。映画の撮影というのは完全な分業になっていて、お互いの領域はお互いに介入しないことになっている。そしてそれらは一冊の台本(コンテ等)を中心に互いに声掛けをしあって、滞りなく行われるのである。なるほど、これは交響曲の演奏におけるオーケストラの仕組みや、建設現場における工事体制の仕組みとよく似ているなあと思った。
更に意外だったのは、これだけ技術が進歩しているにも関わらず、全てが手作業で、全てが組み立てと解体の繰り返しで、全てが現場経験主義で、全てが全て本当にアナログな感じで作られているのである。その中で分業体制の各スタッフが己の与えられた役割を己の映画観に基づく美意識みたいなものを原動力として動いているのである。
上の写真は、休憩中に舞台稽古のリハーサルを行う役者たち。公開前なのでモザイクで自主規制。かなり笑える内容なので、気になる人は来年の夏に劇場へ行くべし。一日中座りっぱなしだし、会場はエアコンがなく入り口と言う入り口を閉め切りで撮影が進められたので熱気で暑くなっていて、本当に疲れた。
けれども、実際に舞台向かって左側に本物の地方(じかた:唄・三味線・太鼓を担当する人)さんが居て演奏してたり、もちろん本物の芸妓さんに混じって、女優さんが踊ったり、また芸妓さんたちの師匠が演技指導を行ったりと、本当に「をどり」を鑑賞しているような感じがした。
まさか、ビアガーデンで立ち寄った歌舞練場の観客席に数ヵ月後、自分が座るとは予想もしていなかった。(ロケ場所は2~3日前までトップシークレットであるらしく「京都市上京区」ということしか知らされていないのである)
撮影過程は意外にチマチマしていて面倒臭そうです。
神経質と大雑把が同居した現場でした。
池ぴょんさん
仮に映ってもダメだしはなさらぬようにお願いしますね(^^;)
かっさんさん
お許し頂き、ホッとしました(笑)
次回企画楽しみにしています。(何もなかったよな~??)
また、都合があえば参加してくださいね。
ちなみに、次回は10.28です。よろしく^^;
映画に映ってるのを楽しみにしてます。
お弁当2種が臨場感をかもし出していてよかったです。
予想外の展開に膝が少し震えてました・・・(汗)
Keikoさん
時間があれば「みわく」に行ってカレーを注文しようかと企んでおりましたが、全然無理でした(涙)
ryuさん
かっさんさんの携帯には2時前にお断りのメールを入れさせてもらいましたが、届いて居なかったのかな?
でも・・・
ここまで書いておきながら編集でカットされていたりして・・・(よくあることですからね)映画はスクリーンに表現されていない部分も奥行きとして必要な風景なんで、そういうことにしておいて下さいませ(笑)
って話してました。
電線がいっぱいある中崎町。
まっしゅさまがいたら、どこをどう撮っていたんだろうか、なんて思ってました。
まっしゅさまのいない探検隊。淋しかったです。(^ ^;)
てな話よりも、なんと、スクリーンデビューなんですね!
(0゜▽゜)0 おおっ!すごいことではないですか!
さすが、まっしゅさま!!
でも、拘束時間がすごいわっ。
映画の公開が楽しみですね。