まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

記念碑台を経て六甲ケーブルへ抜ける【摩耶山探訪5回目】

2011年11月28日 00時05分21秒 | 六甲・まや



今日は朝から起きて弁当を持参して山に向かった。プチ六甲山縦走のつもりで登ったのである。と言っても掬星台までは例の通り公共交通機関を使ったのではあるが・・・で、何で今回は山側に陣取っているのかと言えば、11時台のケーブルというのは意外に込んでいて海側の特等席を奪取するのは無理だったのである。最終的には立ち乗りの人が何人かいて山上までわりと混雑していたのである。





掬星台から六甲山牧場まではレンタサイクルを使い、そこから先は徒歩で山道に入った。このレンタサイクルは借りた場所で返さなくてもいいのが助かる。だから我々は掬星台でレンタルして六甲山牧場で返却ができたのである。こういうサービスは非常に助かるなと思う。





未だ行けずにいるが、山道から牧場内を望むと羊がなだらかな斜面地で牧草を食んでいたりして、文字通り牧歌的な光景が広がっているのがよろしい。





計画当初はバス道ルートのみを使って六甲ケーブル山上駅まで歩くつもりだったのだが、六甲山牧場以東は、掬星台~六甲山牧場間のバス道と違って走り屋系などの車両の走行が多く落ち着かないため、三国岩付近から山道に逃げ込むことでルートを変更することにした。三国池に向かう途上の道で地図を開いていると青年ハイカーが「丁字ガ辻ですか?」と声をかけてきてくれた。どうやら(明らかに山登り初心者風の出で立ちをしている)我々を見て道に迷っていると思ったらしい。山の人は心が温かくてでいいなあと思った。写真は三国池。





せっかく三国池まで来たのだからということでダイヤモンドポイントまで足を延ばす。ダイヤモンドポイントはたいていどの解説書を読んでも「見晴らしがいい」と書いているので、ズンズン山を登っていくものだと思っていたが「ダイヤモンドポイント」の案内札を経てしばらく進むと、ズンズンズンズン下っていくので不安になって一度案内札まで引き返すアクシデントがあったが「いや、やっぱりこの道しか有り得ない」ということになって、再チャレンジしてみると先ほど引き返した地点よりわずか1~2分進んだところで次の「ダイヤモンドポイント」を示す案内札を見つけて、ようやく目的地にたどり着いた。

街歩きと違って、なかなか人にすれ違わず、目印の建物もなく、進みゆく道が明らかに一定の方角を目指しているという保証もないことから山歩きって難しいなあと思った。







ダイヤモンドポイントからは少し慎重に案内標識と持参した山岳地図をを見比べながら記念碑台に向かうことにした。上の二枚目の写真の黄色い札は2004年より神戸市消防局が設置した山の位置を示す札で、道に迷った場合やケガをした場合にこの札の番号で救急依頼をするとすぐさま場所が特定でき救助に行けるという優れモノなのである。いいねえこういうの!





記念碑台に着くとそこには一人のオジサマが佇んでいた・・・のではなく、





グルーム氏の胸像が置かれていたのである。おお!こんなところにいらっしゃったとは!!





ここからバス道を道なりに進み六甲ケーブル山上駅に辿り着く。バス道から六甲ケーブル山上駅に分岐する交差点にはケーブル駅に至ることを示す案内標識が無く、危うく見過ごして先に進んでしまうところであった。たまたまバスの鼻先が見えたからピーンときて事なきを得たもののちょっと危なかったよ。しっかし、同じケーブル駅でも摩耶ケーブル・ロープウェイの駅施設と比べると全然豪華だなあと思った。





山上駅の屋上展望台より夕景を望む。空と雲による虹色のコラボレーションが美しかった。





ラチ外は、明治時代のような貫禄のある風体を為していて視覚的には全然ケーブル駅には見えないどしっとした風格があった。





ラチ内もしっかりとした作りになっていて、大きな車体の2両分の施設と言うこともあってか摩耶ケーブルのホームよりも安定感があった。車両もキレイな感じで「神戸に観光に来ました!」という良き思い出の1ページになれるのはこちらのケーブルなのかなと思った。





六甲ケーブル下駅。摩耶ケーブルも来年度と再来年度の冬に大規模な施設改修を行うらしいが、六甲ケーブルのように活気のある施設に生まれ変わって欲しいものである。





本日の成果を記録しておこう。

歩  数 :20972歩
歩行距離 :16.98km
消費エネルギー:526kcal

こうして、2011年度の我々の秋は終わったのであった。