太陽が見たいよう・・・そんな気分に誘われた。
今日は、仕事を休んで日食を体感してきた。
朝から曇天ではあったものの、
一縷の望みと運を天に任せて
須磨海岸に赴いてみたのだ。
とあるニュースの記事によれば、
『日食は曇天でも幻想的に見えることがあってそれなりに楽しめる』
という旨のことが書かれていたので、
それはそれで内心密かに楽しみにしていたのである。
芝生の上にシートを敷き仰向けにゴロンとしてみる。
すると、雲間から食始から時を隔てた状態の太陽が姿を現す。
現れたかと思うと、
またすぐに雲間に隠れる。雲が流れているのか、
食われた太陽が流れているのか、
はたまた私の感覚が流されているのか、
と不思議な感覚に陥る。
ザザザザザァー・・・
ザザザザザァー・・・
波の音、そして浜の風・・・
ギラギラの快晴であるよりは、
穏やかな日差しの元、
ゆったりと日食体験ができたので良かったと思う。