ドラゴンクエスト考

もうすぐドラゴンクエストⅧが発売になる。ファミコン世代の私にとっては懐かしい響きのするタイトルである。

シナリオ：堀井雄二
キャラクターデザイン：鳥山明
音楽：すぎやまこういち

「彼等が20年ほど前に作ったゲーム」に熱狂した世代である。今夜初めて、ドラゴンクエストⅧの公式サイトへ赴いたが、あまりの懐かしさに正直心揺さぶられるような気がした。私が体験したのはスーパーファミコンのドラクエⅤまでであるが、私はこの「ドラクエ」を通じて生涯手放せないであろう一つの趣味を得ることができたのである。

それは「クラシック音楽を聴く」という楽しみである。作曲家すぎやまこういちは本格的なクラシック音楽をベースにこの曲を作曲し、当時としてはおそらく初めてであろうフルオーケストラでの「サウンドトラック収録とコンサート」を実現したのである。ゲームをやりながら、理由もわからずドラクエ音楽にノメリコミ、サントラの収録されているカセットテープを購入し、やむにやまれないままドラクエコンサートを聴きに行き、管弦楽曲の魅力に取り付かれてしまったのである。

実際のところ、よく聴いてみると
・Ｇ線上のアリア（バッハ）
・トッカータトフーガ　ニ短調の展開部（バッハ）
・弦楽セレナードの冒頭（チャイコフスキー）
・エフゲニーオネーギンの冒頭（チャイコフスキー）
などからの引用があるものの一つの組曲としてはかなり完成度の高いものとなっているように思える。

http://www2.odn.ne.jp/dqcarnival/

上のサイトで懐かしいドラクエ音楽のMIDIデータを再生できるので興味のある人は行って頂きたい。（さっき、見つけました(^^;)）個人的には、この歳になってシリーズⅤまでの組曲を聴き比べてみても「Ⅲ」の組曲がいちばん脂が乗っていると思うがどうだろうか？