我が家は朝日新聞をとっている。特に大きな理由はないのだが、学生時代からずっととっているので惰性でとっていた。内容に関しても「天声人語」が癖があり過ぎていやらしい点や、なんでもかんでも自民党を批判すればいいような態度に嫌気がさす点などあるが、かといって権力に媚びるよりはましだと思っていた。しかしこの度、朝日新聞をやめることにした。理由は地方の記事がほとんどなくなったということである。
朝日新聞は全国紙なので、地方の記事は従来あまり多くない。しかし最近はほとんどない状態になってしまったのである。他の県はまだ大丈夫なのかもしらないが、山形県版の地方欄にはほとんどニュースが載らなくなった。載るとすれば全国欄にも載るような記事、そして高校野球の結果と、お悔やみ欄ぐらいなのである。
以前はこれほどひどくなかった。最近になってこういう状態になってしまった。理由は明らかだ。記者がいないのである。つまり朝日新聞は山形県を切り捨てたのである。山形県は朝日新聞という新聞社に切り捨てられたのである。中央と地方の格差に対して偉そうに批判をしている新聞社が、実際は先頭を切って地方を切り捨てているのである。ひどい新聞社だ。
まあ、新聞じたいが購読者が急激に減っている状態で、経営的に厳しいのではあろう。その事情は理解する。しかし地方の経済はもはや死に直面している状態だ。これを正面から取り組む姿勢がないで、政治家だけを批判している姿はみじめである。我が身を振り返りなさい。
朝日新聞社は弱者切り捨ての新聞社である。はやくつぶれてほしい。