とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

覚醒剤

2016-02-04 09:37:43 | 社会
 誉田哲也さんが書いた、『ドルチェ』という本を読みました。その中に次のような記述があります。
 
 覚醒剤を断った人の多くは言う。もうやめた、大丈夫、という状態はあり得ない。ただひたすら、毎日やめ続ける。もうそれしかない。クスリを打たない日を、一日一日積み重ねていく。死ぬまでそうしていくしかないのだと。

 私も以前タバコを吸っていて禁煙にとても苦労しました。今はもう吸いたいという気持ちはなくなりましたが、禁煙して数か月は常に「毎日やめ続ける」という状態でした。だから、誘惑に負けて何度か禁煙に失敗しました。覚醒剤の場合これが一生続くということなのです。大変なことです。

 これは裏返せば、一生涯毎日いやなことをし続けるということと同じことです。学生のみなさんが毎日いやな勉強を続けなければならないのと似たような状況です。勉強をしない日が一日でもあるということは、禁煙に失敗したということと同じなのです。強い意志が必要です。

 清原が覚醒剤で逮捕されました。これまでも疑惑になっていました。しかもそれを本人がテレビではっきりと否定しているのも見たことがあります。ですから今回の逮捕は許しがたい。この男のダメさ加減は言葉にするのももったいないくらいです。本当に情けない。

 ただし、薬物に関しては単なる刑法の処罰ではなんの解決にもなりません。薬物依存からは脱却してもらわなければならない。そのためには彼の周りのみんなが協力していかなければなりません。これまでもこれからも彼は地獄の苦しみを味わうのです。彼の活躍に心躍らされてきたみんなは、今度は彼を助けてあげなければならないのです。
コメント
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