chapter#2
人~
なんでだろう息苦しいんだ。
どんだけ一生懸命息を吸い込んでも、うまく息ができないんだ。
昔もこんなことはあった。でも、昔とは種類が明らかに違う。
自分がこの小説を自分で筆を握って書けないんじゃないかという恐怖。
だれかが、自分の腕を肩あたりから力強く、強固に握っている。
腕が動かないんだ。
でも、動かさないといけないんだ。
「僕だってきづいてるんだよ」
「まわりから見ると、最高にかっこわるいよね。」
「嫌いっていう感情。
きっと、それって自分が嫌いな部分を他人に見たり、
自分の中に感じたりする。
その中で湧き出てくるんじゃないかな?」
「そうだね・・・」
「それだとすると、今の僕は、最高に自分で自分を愛せない状態にあるよ。」
「だって、今の君って輝いてないよね?」
「わかってるよ。」
「君がね、僕のことを嫌いになるんじゃないかって心配するくらい、
僕だってね、いまの自分が嫌いなんだ。」
「かっこわるいってことはわかってる。」
今の「ボク」は、小説という空間の中できっと、明らかに別の主人公の物語を生きている、
そんな実感を厳しく感じるときがある。
それが、この息苦しさなんだろう。
ジブンは主人公?
ジブンて文字がなぜか、ムシとかそんな文字に見える。
なんでだろう。
自分の中でも息苦しさ。
爽快な苦しさではない。
涙を出そうにもでない。
ムシ。
自分が生きたいって思わない人生。
自分が書きたいって思わない、そんな物語を書きたくない・・・
きっと、直感でそう感じることが出来る。
そんな能力を人である僕たちには与えられているんじゃないかな?
直感でいやだと心底感じる。
それは、きっと、何か偉大なものによって、
「その経験は必要だけど、ころままだと、君はボロボロになっちゃうよ。」
そういってくれているんじゃないかな?
人には、幸か不幸か、感情っていう武器がある。
「泣く」という感情がプラスの感情だとすると、今の僕にはないんだ。
「泣く」という文字を取り戻そう。
人として。
今の自分におもいっきり泣け!!
他人の物語を読んで感動をするなんて、君の生きる人生じゃないんだよ。
君は、自分で物語を書く力があるんだよ。
だれかが、たとえ、君の鼻の上に彼の臭い口を多いかぶせて、君が呼吸をするたびに、ほくそえみ、息をすべて吸い取る!
そんな今かもしれない。
でもその息苦しさを忘れないで。
自分の物語を生きない。
そんな従順な人間じゃない気味は。
根無し草じゃない君は。
「ボクのいちばん嫌いな人間。
それは、貴方です。
醜い。あまりに醜い。
ボクに感情がそっぽを向きかけてるとしても、
嫌いとか、拒絶とか。
そういう感情だけは脈々といきているんです。
だって、生存競争の中で、
ボクは変化して生きていかなければならない。
今はかっこ悪いかもしれない。
生の賛歌?
そんな、笑えることを書くために
ボクは物語をかくんじゃない。
ボクたちがやらなければならないこと。
唯一のやらなければならないこと。
なっとくする。自分がなっとくする。
なっとくできる人生を送ること。
他人に奪われたこの腕をおもいっきり引っこ抜いて、
こっちに取り戻すこと。
ボクたちは、ヒトである。
たとえ、時に息苦しくなり、ムシのように感じることがあっても、
ムシなんかじゃない。」
人~
なんでだろう息苦しいんだ。
どんだけ一生懸命息を吸い込んでも、うまく息ができないんだ。
昔もこんなことはあった。でも、昔とは種類が明らかに違う。
自分がこの小説を自分で筆を握って書けないんじゃないかという恐怖。
だれかが、自分の腕を肩あたりから力強く、強固に握っている。
腕が動かないんだ。
でも、動かさないといけないんだ。
「僕だってきづいてるんだよ」
「まわりから見ると、最高にかっこわるいよね。」
「嫌いっていう感情。
きっと、それって自分が嫌いな部分を他人に見たり、
自分の中に感じたりする。
その中で湧き出てくるんじゃないかな?」
「そうだね・・・」
「それだとすると、今の僕は、最高に自分で自分を愛せない状態にあるよ。」
「だって、今の君って輝いてないよね?」
「わかってるよ。」
「君がね、僕のことを嫌いになるんじゃないかって心配するくらい、
僕だってね、いまの自分が嫌いなんだ。」
「かっこわるいってことはわかってる。」
今の「ボク」は、小説という空間の中できっと、明らかに別の主人公の物語を生きている、
そんな実感を厳しく感じるときがある。
それが、この息苦しさなんだろう。
ジブンは主人公?
ジブンて文字がなぜか、ムシとかそんな文字に見える。
なんでだろう。
自分の中でも息苦しさ。
爽快な苦しさではない。
涙を出そうにもでない。
ムシ。
自分が生きたいって思わない人生。
自分が書きたいって思わない、そんな物語を書きたくない・・・
きっと、直感でそう感じることが出来る。
そんな能力を人である僕たちには与えられているんじゃないかな?
直感でいやだと心底感じる。
それは、きっと、何か偉大なものによって、
「その経験は必要だけど、ころままだと、君はボロボロになっちゃうよ。」
そういってくれているんじゃないかな?
人には、幸か不幸か、感情っていう武器がある。
「泣く」という感情がプラスの感情だとすると、今の僕にはないんだ。
「泣く」という文字を取り戻そう。
人として。
今の自分におもいっきり泣け!!
他人の物語を読んで感動をするなんて、君の生きる人生じゃないんだよ。
君は、自分で物語を書く力があるんだよ。
だれかが、たとえ、君の鼻の上に彼の臭い口を多いかぶせて、君が呼吸をするたびに、ほくそえみ、息をすべて吸い取る!
そんな今かもしれない。
でもその息苦しさを忘れないで。
自分の物語を生きない。
そんな従順な人間じゃない気味は。
根無し草じゃない君は。
「ボクのいちばん嫌いな人間。
それは、貴方です。
醜い。あまりに醜い。
ボクに感情がそっぽを向きかけてるとしても、
嫌いとか、拒絶とか。
そういう感情だけは脈々といきているんです。
だって、生存競争の中で、
ボクは変化して生きていかなければならない。
今はかっこ悪いかもしれない。
生の賛歌?
そんな、笑えることを書くために
ボクは物語をかくんじゃない。
ボクたちがやらなければならないこと。
唯一のやらなければならないこと。
なっとくする。自分がなっとくする。
なっとくできる人生を送ること。
他人に奪われたこの腕をおもいっきり引っこ抜いて、
こっちに取り戻すこと。
ボクたちは、ヒトである。
たとえ、時に息苦しくなり、ムシのように感じることがあっても、
ムシなんかじゃない。」