団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

団塊世代の批判について

2006-04-16 18:36:00 | 日記
私は団塊世代の最初の年代です。2007年団塊世代が退職し始めるということで、新聞、TV,雑誌などに再び取り上げられる機会が多くなってきた。その中で団塊世代への批判も多くみられる。別に私からみればなぜ批判されなければと思うのだが下の世代からは疎まれているらしい。本日の新聞にも団塊世代の記事がありました。その中で私自身認識していなかったのですがなるほどと思いましたコメントが載っていましたので紹介します。

「当時の生徒(団塊世代)は競争はしても敵対はしていない。フォークソングを聞いて体制に反抗しながら、受験戦争に精を出すという恵まれた矛盾を、団塊の世代は生きてきた。」

確かに本当の反体制派は少なかった。ただ私自身を振り返れば、戦後生まれの平和主義者だと思っていた。米国のベトナム戦争を憎み、北ベトナムに同情していた。今から考えれば、平和という流行にのっていただけで自分では何もせずフォークソングを歌うことでさも平和がくるように思っていただけかもしれない。たんなる平和ゴッコに酔っていただけかもしれない。先輩から就職に際しては自民党では嘘っぽい、共産党、社会党では受からない。今はなくなった民社党を贔屓していると言えとアドバイスを受けたりした。当時から団塊世代はノンポリ、体制志向だったと思う。歌は反体制志向、実際は体制派。年金は人数が多いのになんとか逃げきれる世代。この矛盾する世代では下の世代に疎まれるのもやむをえないか。フランスの学生のように本気で戦い、勝ち取った人間からは、日本の全共闘運動など子供の遊びだとおもえるかもしれない。
(フランスの学生は若者雇用促進策「初期雇用 契約」(CPE)を事実上撤回させた。)
団塊の世代よ。昔の平凡パンチを片手に夢を語っていたころを再び想い出そう。世の中に染まってしまったアカを少し洗いながしてあのころの平和を愛し、弱いものに同情し、不正を憎む純粋さを取り戻そう。リタイヤする人も多いのだから余分な欲望は捨てよう。身軽になり、マスコミの団塊情報などに惑わされず自分の頭でこれからの人生を考えていこう。
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