中日新聞の「くらしの作文」に、「ヤモリ」というタイトルで73歳の女性が投稿されていました。
昨年の七月、二階のカーテンの下に動く物を見た。
カーテンをまくりあげると、何とヤモリがいた。
私は爬虫類ほど苦手な物はない。
何でこんな所にヤモリがいるのか、どうやって二階まで来たのか、とにかく外に出したい。
いろんな思いが駆け巡る。
ビニール袋にティッシュペーパーを十枚ほど入れ、恐る恐るつかむと袋の中に入っていた。
外に出て道路まで行き「お願いだから、もう来ないで」と側溝の縁に放した。
三日ほどして側溝を見ると、ヤモリは息絶えていた。
しばらくは罪悪感にさいなまれ、その場所を通るのが苦痛で仕方なかった。
日に日にその感情も薄れて、時折にしか思い出さなくなっていった。
今年八月、週に一回掲載される「中日歌壇」をノートに書き写していたら「居間の端にちょろりと現はれ楽します八年前より守宮(やもり)に好かる」。
昨年の出来事が脳裏をよぎり、深い後悔の念でいっぱいになった。
小さな命あるものに、こんなに優しいまなざしを向けられる人もいるのに、
私は無駄に年齢を重ねて来ただけかと落ち込んだ。
十月のある日の夕方、勝手口を開けたら、何と犬走りを小さなヤモリが走っていた。
つい頬が緩んで「一緒に頑張ろうね」。
初めてヤモリに抱いた感情だった。
以上です。

ネットで調べますと、ヤモリは爬虫類、イモリは両生類。
ヤモリは陸に生息していて、害虫やを食べてくれます。
イモリはカエルの仲間で、水辺に生息していて井戸や水田の害虫を食べるので「井守(いもり)」とも呼ばれていました。
一見どちらか判断がつかないですが、お腹に決定的な違いが!
イモリはお腹が赤く、ヤモリのお腹は赤くないです。
イモリはカエルの仲間で、水辺に生息していて井戸や水田の害虫を食べるので「井守(いもり)」とも呼ばれていました。
一見どちらか判断がつかないですが、お腹に決定的な違いが!
イモリはお腹が赤く、ヤモリのお腹は赤くないです。
ヤモリは家にとっての害虫であるシロアリなどを、壁や窓に張り付きながら食べてくれるありがたい存在です。
特に夜に多くみかけるのはヤモリが夜行性で、街灯の灯りによってきた虫を取りに来るからです。害虫となる虫を食べてくれる事から守宮・家守・家守などのあて名がつけられ、「家を守ってくれる」縁起のよい生き物として知られています。
特に夜に多くみかけるのはヤモリが夜行性で、街灯の灯りによってきた虫を取りに来るからです。害虫となる虫を食べてくれる事から守宮・家守・家守などのあて名がつけられ、「家を守ってくれる」縁起のよい生き物として知られています。
家を守ってくれる縁起のいい生き物ということから「家守(やもり)」と呼ばれ、ヤモリが出るとその家に悪いことは起きないと言われるほど。
ヤモリは家を守ってくれる縁起の良い生き物らしいですが、以前老人ホームのバイトをしていた時、仮眠していますとガサガサ音がしましたので、眼を開けてみるとヤモリが近くにいました。
気持ちが悪いので、近くにあった殺虫剤をまきました。
ヤモリは備品の後ろに隠れてしまいました。
その夜は、またヤモリが出てくるのではと思いよく眠れませんでした。(苦笑)
<コメント欄閉じてます。>
長い夜 松山千春