中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「究極の選択」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
久しぶりの寄り合いで、無信心のおじさんがこんな話題を持ち出した。
「地獄、極楽っていうよね。この世とおさらばしたら、どっちに行きたい?」
みな「ウーン」と考え込んでいた中に、Sが果敢に選択に挑んだ。
「俺は当然極楽だ。だって考えてもみろよ、この世は地獄じゃないか。死んでからまた地獄に行くなんてごめん被りたいね」
「おまえなぁ、夫婦ともども健康で仲良し、2人の子どもも所帯を持って、孫もいる。生活も豊かだ。それのどこが地獄だよ」
「いや、この世は地獄というのは一般論。実際、災害、事件、戦争だって起きてるし・・・」
「ワシが言いたいのは、例えば極楽ってさ、常に芳香が漂っていて、暑くも寒くもなく、思い煩うことも一切ない。病気も貧困も不倫もないんだって。だから退屈でたまらないような気がするんだ。その点、地獄は刺激的だぞ。苦悶苦闘の連続で、鬼に追い回され、何度も死ぬ目に遭うんだ。それが未来永劫続く」
「地獄の沙汰も金次第だしな。この世と同じだ」
罰当たりの面々、衆議一決”地獄行き”。
以上です。
おじさんをはじめ、いい大人がこんな事を議論するなんて、世も末ですね。
究極の選択をするならば、私は極楽を選択しますね。
「地獄の沙汰も金次第」だそうです。私はお金を持っていませんので、地獄に行ったら大変な目に遭いそうです。
極楽で思い煩うこともなく、のんびり暮らしたいです。笑い
この世は生きている限り、悩みは付きものですから。
この空を飛べたら 中島みゆき 加藤登紀子
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