新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月1日 その2 日本シリーズ第3戦の展開は興味深かった

2023-11-01 14:53:19 | コラム
勝負の怖さと面白さを味あわせて貰った:

オリックスと阪神の実力をあの一試合だけで比較すると「オリックスの方が少しだけだが上である」と思う程度の差しかなかった。その差は何かと言えば「リーグ戦三連覇」と「昨年度の日本シリーズを制覇したこと」であり、この二つの経験で「勝ち方を知っていた事」が昨日の勝敗を分けたと思っている。

オリックスには三割打者が頓宮だけ、阪神には不在で、その差はたった1人の違い。だが、その違いが頓宮のホームランになって現れて、試合の流れを殆ど決めてしまった。この試合はどちらが有利か全く閃いてこなかったが、あの頓宮の打席では「ここでホームランが出ると・・・」という予感が来ていた。

投手力では山本由伸を潰されてしまったオリックスの方が多少不利かと見えたが、宮城大弥が阪神をアッサリと捻ってしまった。昨夜の阪神の先発の伊藤将司は綺麗に纏まった投手だが、球に力がないのでオリックス相手で「何処まで保つか」という問題だと見ていたが、頓宮が答えを出して見せた。

オリックスの東は良く知らなかった投手だが、藤川球児が褒めるのを聞いて良く見れば「重心が下がって安定したフォームであり、何よりも凄いなと見たのは「全部の球種のリリースポイントが同じ」に見えたことだった。藤川の言う通りで、阪神の打者は東を崩せなかった。投げた後の守備に備える姿勢も良く出来ていた。

怖いなと痛感したのが、宗のあの試合を決定してしまった感が濃厚だった右中間の二塁打。アナウンサーが「ここまで宗が8打数ヒット無し」などと言った途端にあの当たり。世の中はこういう風になるものだ。そもそも、宗は軽んじてはならない勝負強さがあることは、過去の日本シリーズで立証されている。言うのだったら「もう、この辺りで一本でても良いのでは」ではなかったかであり、余計なことを言うなである。

岡田監督には4点取られた後の投手起用を誤ったのが痛かったと思う。Brewer(ブルワーと言っているが、ブルーワーだと思う)でアッサリと1点を与えてしまった。あの場では「これ以上の失点を防ごう」と石井か桐敷を先に出すべきであると、後から言えた。その1点で負けた形になってしまったではないか。

9回の裏の攻撃も「一寸の差」が悲しいほど露呈されていた。平野が明らかにスピードも上がらず、制球も整っていなかったにも拘わらず、近本は3-1のカウントで藤川が「二つもアウトが取れるのか」と危ぶんだのに、打ちに行って凡ゴロ。幸いに走者は二塁に進めたが、結果論では「あの場面はもう一球待って、平野を苦しめた方が」と思った。

もっと弱さが出たのが最後の打者になった大山。確か3-2と平野を追い込んだのだ。あの場面では(2死走者1・2塁)平野がストライクからボールになるフォークボールで来るのは見え見えだった。しかも、インサイドのボールのコースに来たのに、「振る」と固く決意していたのだろう大山は空振り。この辺りが「未だ勝ち方を覚えきっていない阪神の弱さが出た」と思った。

阪神は「世の中は上手く行かないもの」の例で、駄目だと決めつけてあった森下が2点のRBIベースヒットを含めて2本のヒットを打ったかと思えば、最も当たっていたはずの中野は沈黙。これでは木浪の好調さが活かされない。オリックスは宗が打ってしまうと言う具合。

今夜の第4戦は阪神が「何処まで弱さを隠した野球が出来るか」にかかってくるだろう。才木が何処までオリックスの打線を抑えきれるかにかが、勝敗を分けるのではないか。


影武者を見破る方法

2023-11-01 08:30:07 | コラム
簡単な方法がある:

渡部亮次郎氏主宰のメルマガ「頂門の一針」に「プーチンが既に亡くなっていて、影武者が出ている」との投稿があった。それが事実かどうかを確認する手段として、プーチン大統領の写真を何枚か並べてみれば見極められると思う。プーチン大統領の髪の毛の量が少ないが、何枚かの写真を並べて観察すれば、その特徴から見破れると思う。

私は金正日の影武者がいるのだと、髪の毛の生え方で見破っていた。それは極めて簡単な事だった。報道写真を見ている限り、二通りの金正日がいたのだから。一人は耳の上辺りの髪の毛が前に向かって流れて生えていて、もう一人はそうではないのだ。影武者はここまで変えるというか、真似することには気が付かなかったのだろう。写真を並べて観察すれば、一目で見破る事が出来た。

前向きに流れているのは中国系というか、あの大陸の人たちに屡々見受けられる顕著な傾向のだ。街に出て、聞き慣れない言葉を音域が高い声で話す若者たちの髪の毛の生え方を観察してみると良いだろう。私はこの方法をアメリカでアジア人が中国大陸系かどうかと見分ける方法にも使っていた。

しかも、何としたことか、私自身は明らかに大陸系なのだった。その毛の生え方の流れの所為か、アメリカで何度も何度もチャイニーズアメリカンに間違えられた。それどころか、中国人だと思われるのか、市中でもいきなり中国語で話しかけられる事が数回あった。帽子をかぶることをしなかったので、中国人たちが頭髪を観察して同胞だと判断した訳でもあるまいが。

要するに、影武者の判定の方法には「顔が似ているかどうか」ではなくて、今さら変えようがない「頭髪の生え方の観察」で可能になるのではないのかという事。何方か、プーチン大統領の写真を何枚か並べて観察してください。