新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

各テレビ局と政府に望むこと

2020-02-23 08:11:21 | コラム
日本版CDCが必要ではないのかな:

ニュースの冒頭に「何人の感染者がどこそこ出て感染経路が不明」というような報道をするのを、私は止めて最後にでも持っていって欲しいのだ。これでは、視聴者の恐怖心と警戒心を増幅させるだけだと私は考えている。現に、かく申し私もこの報道姿勢には屡々危機感を煽られている。「最早流行期の初期に入った」と言われた専門医の方がおられたように、これまでの政府、就中厚生労働省と今や広報担当官と化した加藤勝信厚生労働大臣の決められない態度からすれば、当然の帰結である。だからこそアメリカ国務省に「渡航注意」の2段階目に引き上げられたのではないか。

これまでに繰り返して引用してきた我が友SM氏の「意を決して帰国します」が決して単なる冗句に終わらず、彼自身がアメリカに戻れない事態が生じるかも知れないし、某社の元副社長氏のLAに住まれるお嬢さんが「早く日本を脱出してこちらに来るように」との電話も笑い話ではなくなってきはしないかと、私は悲観論者だから本気で恐れている。マスクの供給が不足しているとか何と言う程度の問題で済めば、大変結構な事態だと思う次第だ。

何故、事ここに至っても政府が中国からの入国を全面的に禁止の措置を執らないのかと、私は疑問には思わない。政府は中国に気兼ねをしているだけだと思う。識者は「中国から我が国の産業に必要な部品等がはいってこなくなる危険性があるからだし、人と物の交流が云々」と解説させる。私は輸入品にウイルスが付着はしてこないと思うし、会談や打ち合わせは方々で推奨されている「テレワーク」があるのならば、ICTの大先進国である中国とは、その手法で話し合える(「コミュニケーションが取れる」)のではないかと見ている。

感染経路不明などと発表の度毎に言うが、言わば野放し的に入国させた中国人が国内に偏在すれば、何時何処で感染させられても不思議ではあるまいと思えるのだ。何度何度も述べてきたが、この街に来てみて解るこことは、北京語を話している老若男女が溢れている実態だ。彼等がウイルス発症前から滞在しているのか、それ以降に脱出してきたのかなどは突き止めようがあるまい。そんなことを許してしまっている安倍政権の失態だと、私は考えている。でも枝野以下を支持する気など毛頭ないのだから、現政権を支持する姿勢は消極的に変えない。

総理は今後の為にも“Better late than never.”なのだから、日本版CDC(the Center for Disease Control and Prevention)を早急にかく関係省庁から適格者を選んで設立すべきではないのか。その長に加藤勝信氏だけは任命しないで。即ち、誰も責任を持っていない現体制だからこうなったと反省すべきだ。CDCには"the Center”と「中心」であるとなっているではないか。また、各官公庁と都道府県には報道官を置いてはどうだろう。地方では全て知事がその役を担っているのもやや不思議だ。知事は報道官を兼任すべきとでも言う規定があるかと疑うし、その分の手当を貰っていないと思う。



コメントを投稿