新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月13日 その2 運送会社の犠牲か努力の賜物か

2020-10-13 15:31:42 | コラム
得意先指定の配達時刻に合わせる為:

先日、1988年に「看板システム」を現場で視察した、アメリカの我が社のある事業部の副社長以下の幹部の団体が説明を聞いて「何だ。それでは運送会社の犠牲の上に成り立っているのではないか?」との疑問を呈した件を回顧した。ご記憶の方がおられれば幸甚である。

昨日は6時間ほどのドライブの往復でサービスエリアとパーキングエリアに立ち寄った。こういう所に入って何時も感じることがある。それは、夥しい数のトラックが駐車していることだ。昨日などは入りきれなくて本線に戻る道にまで駐車していた。思わず「なんでこんなにトラックばかりなのだろうか」と呟くと、聞いていたその方面に明るい二男に「そんなことも分からないのか」と笑われた。「あれは、取引先が指定した配達時刻に合わせる為に予め早めに出発して、道路の渋滞状況等を調べて、ここで時間調整をしているだけだ」と解説されてしまった。

何のことはなかった。1988年のあの貴重な経験を思い出せれば、わざわざ呟く必要などなかったのだ。今回は犠牲ではなくて、運送会社の努力ではなかったかと考えながら、一路トイレに向かって急いだのだった。即ち、トイレ休憩だった。アメリカの俗語的表現に“P stop”というのがある。恐らく自動車レースの“Pit stop”(カタカナ語では「ピットイン」)をもじった、余り上品とは言えない言い方だとだと思う。それは、“P”として短縮されている言葉は“piss”だからだ。「?」と思われた方は英和辞書を見て下さると分かると思う。




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