新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

意を決してジムに行って来た

2020-02-27 14:28:22 | コラム
ジムはガラガラだった:

22日(土)以来のことで、COVID-19に対する目に見えない恐ろしさもあったし、多少体調に芳しくない感もあったので、ジムに行くのを見送っていた。だが、余り長い期間空けておくのも良くあるまいとばかりに、本日は意を決して出掛けて見た。往路はジム内でのウオーキング代わりに約900 mを北風に逆らって多少の寒さに耐えて歩いて行った。

ジムのチェックインの機械の前には、消毒用のアルコールが置いてあったのが珍しかった変化だった。午前9時10分過ぎに上がっていけば、何時もは満員である8台のマッサージチェアは誰も使っておらず、マシン類にも人影もまばらだったし、馴染みの顔も2人だけしか見当たらなかった。

矢張り、市川市だったかのジムのウエイトトレーニングの機械を使ったらしい方が、ウイルスに感染したとの報道が影響したのかなと思わずにはいられなかった。我が高田馬場のジムでも感染を恐れた会員が多いのかなと思いつつ、悠々とマッサージチェアで2回も硬くなっていた身体をほぐすことが出来た。そこには何時も聞こえてくるご婦人方のけたたましいばかりの会話の声も聞こえてくることがなかったので、静かな静かな雰囲気も楽しめた。

何時も何処かのマラソンの“Finisher”というTシャツを着ておられる滅多に会話をすることもない方が、「この時期にあって入り口だけにアルコール消毒用の瓶を置いているだけではもう一つや」と関西弁で不満を述べておられた。ジムのウエイトトレーニングの機械の傍らにこそ置いておくべきだと言いたかったのだそうで、それは極めて尤もなご不満であると賛意を表しておいた。私は2006年の心筋梗塞発症以来、心臓に一気に負担がかかる種類のマシンを使ったトレーニングはしないので、ストレッチを終えて風呂に向かった次第だ。

本日の決意の上でのジム通いが「凶と出るか問題なしと出るか」は、政府乃至は厚労省が言う12.5か14日後にならないと判明しないのかも知れない。だが、目下悩んでいることは来週になってからジムに再び行くべきかどうかだ。少なくとも、本日は何処でも咳やくしゃみをしている会員には出会わなかったし、帰路のバスにもそういう人はいなかった。だが、街中では相変わらず北京語と思しき言葉は聞こえた。この方がよっぽど悩ましい。政府は何故未だに湖北省と浙江省だけに限っているのだろう。

私は安倍総理がこのウイルス問題が進行している状況の中で、一向に公式に記者会見の場にも現れず、逃げているだけで一向に責任を持つようなことを言わない(言えないのか)加藤厚労相だけに無味乾燥なことを言わせ続けておられたのが不可解だった。これは、もしかして総理ご本人に何らかの健康上の問題でもあったのかとすら考えていた。もう好い加減にあの逃げ口上ばかりの加藤大臣を報道官的にお使いになるのを避けて、総理自身の言葉で「この危機を乗り切ってみせる」と言って頂きたいものだ。そうなれば、意を決することなどなくジムにも通えるのだが。




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