新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月16日 その2 イージスアショウアのプロセスを停止

2020-06-16 08:54:24 | コラム
河野太郎防衛大臣が停止を表明:

この件は昨15日夜のTBSの「報道1930」とフジのPrime Newsが共に採り上げていた。TBSでは中谷元元防衛大臣は「善くぞ決断した。イージスアショウア(=Aegis ashore)はソフトウエアもハードウエアも共に古くなって、DPRKの最新式の低空を飛ぶミサイルの迎撃は難しいのだ」と解りやすい言い方で「賛成」を表現した。松原は「中谷さんは何時もハッキリと物を言われる」と褒めていたが、私は防衛相当時に国会答弁が拙劣と酷評されていた記憶しかない。

それはさて措き、Prime Newsでは誰の発言か記憶はないが、「トランプ大統領の再選に黄色信号が出たような感があるので、今や大統領が一時執着しておられた我が国に対する貿易赤字に配慮しなくても良いのでは」との見解の表明があったのが印象的だった。私は秋田と山口両県への導入で総額幾らになるか知らないが、安倍総理がトランプ大統領の「アメリカから兵器を輸入せよ」との要求を受け入れられたものであり、この購入で赤字など一発で消えるのだと思っていた。

確かに、現時点ではCOVID-19への対応、経済の悪化で株価が下落し失業者が増加、対中国問題、人種差別反対のデモへの対応の不安定さ等々トランプ大統領の再選が怪しくなってきたとの声は聞こえている。だが、昨夜も中西部等を中心にする労働者階層による支持率は40%前後を堅持して所謂「鉄板」であるから、バイデン元副大統領に世論調査で引き離されていても、危うしと言うところまでに至っているのかという疑問の声もあった。何れにせよ、私が興味を持ったのが、問題の焦点をトランプ大統領の再選の危機に持っていった辺りである。


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