新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月30日 その3 税制改革と景気浮揚策の補足

2015-12-30 19:42:36 | コラム
私が言いたかった事:

理解しにくい表現でした。そこで捕捉します。

財務省が財政再建を図りたいのならば、景気回復を狙う政策を打ち出して産業界の売上高を増やし、そこから税収を増加する方向に進めと言いたいのでした。財務官僚の頭脳を活かして政治家を巻き込むなと言うことです。アベノミクスが功を奏しているのを良いことに、増税するのは安易ではないかと思ったのです。幸いにして安倍総理は野田とは出来が違いますから、ここまで回復させたのを、またぞろ消費税率引き上げでデフレに戻る懸念を持っているのです。

私は今年は体の具合が悪く病院通いに頻繁にタクシーを利用せざるを得ませんでしたが、景気の一つのバロメーターであるタクシーでは多くの運転手が偽らざる実態であるとして「景気はタクシーの利用にまで降りてきていない」と告白していました。また、某大手商社の直系の内販会社では現在でも事前に申告しない限り営業マンがタクシーを利用できないほど厳しく経費を規制しています。製紙・鉄鋼等の原材料産業では全世界的に過剰設備を抱えて苦しみ、中国の如きは鉄鋼が内需の四倍の設備を安値の輸出で世界市場を混乱させています。私はこういう視点から景気回復未だしと恐れております。但し、毎度言っている通りに悲観論者ですし、体感温度でしか語れません。


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