新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マスク着用緩和が提起された

2022-05-11 08:37:18 | コラム
マスク着用を誰が決めたのか:

これは政治が決めるべき問題なのだろうか。今朝ほどだったか、東京都医師会会長がテレビのニュースで「屋外ではマスクを着用しなくても良いようにすれば」と語っていた。我が国よりも遙かに多くの感染者が未だに発生している諸外国が着用から解放し始めてきたので、何れは「右へ倣え」じゃなかった「外国に倣え」という方向になるかと見ていたら、兎角批判されやすい医師会の会長が提起されたのだった。

私は「マスクはデイフェンスとしては有効ではないが、オフェンスというか他人への感染を防止する役には立つものだろう」と解釈していたので、半ば強制するかのように「何処に行っても、いてもマスク」には多少疑問を感じていた。だが、何事でも「皆で一緒に」の文化がある以上、安全策を採って素直に順応してきた。だが、回顧すれば、新型コロナウイする感染の初期には誰もいないような閑散とした屋外(例えば道路)などでは顎に下に移していた。

東京都医師会会長があのような発言をされた以上、私は「何れかは尾身茂氏率いる分科会等に専門家が集まって審議されるのだろう」と期待している。だが、何人かのお医者様の厳しい意見では「あのテレビ的な有名人たちは臨床医ではないし、テレビ受けするようなことを言っているだけ」なのも、正直なところ気になるのだ。そうかと言って、臨床の現場を担当しておられて多忙な医師に集まって頂いて意見を聞く場を設けるのも現実的ではないだろうと思ってしまう。

岸田総理と厚生労働省と分科会がどのような見解を纏められるかには、大いなる興味と関心がある。間もなく梅雨の季節とその後には高温多湿の夏がやってくる。その悪条件の下でマスク着用から屋外だけでも解放されれば有り難いのだ。岸田さん、宜しくお願いします。ところで、申し訳ないが厚生労働大臣の氏名が浮かんでこないのだ。