新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

自由共和党という存在

2022-05-24 08:16:41 | コラム
青山雅幸氏の熱弁を聞いて:

昨23日のことだった。ジムの大きなジェットバスに浸かった後で良い気分で出てくると、高田馬場駅前で誰かが街宣車の上に立って大声で演説をしていた。11時20分頃だったか。それから買い物を終えてバスの停留所の2人掛けのベンチで休んでいる間でも、弁士は懸命に誰も立ち止まらないことにもめげずに語り続けていた。うるさいなと思いつつも幟を見れば「民主共和党」とあった。なるほど、「民主」を使って未だこういう紛らわしい政党名が出来るのかと感心させられた。

バスが来るまで時間の余裕があったので、何を主張されたいのかと聞くともなく聞いていた。彼は青山雅幸と名乗り元衆議院議員だと自己紹介していた。演説の要点は「緊急事態宣言のようなものを発出して飲食業者を規制するな」、「ワクチンの接種を20歳以下に強制するな。ワクチンを接種しても30%もの感染者が出たとの統計が公表されたのを無視するな」、「平和憲法改正に反対」の3点だった。

「こういう主張をする小政党があったとは知らなかったし、青山雅幸という方の存在も知らなかった」とやや反省させられた。演説が終わった頃にバスがやって来たので「帰宅してから検索して見よう」と思いつつ家路についた。検索して学んだことは、静岡県から立憲民主党で当選された東北大学出身の弁護士さんだった。現在は落選した後のようで、今頃街頭演説に回っているのは参議院選挙が狙いかなと思った次第。

青山雅幸氏はしきりにワクチンを批判されて「接種しても感染は防げない」という辺りを理路整然と強調しておられた。私は違うのではないかと思った。即ち、私の認識は「ワクチンの接種で感染を防止できるのではなく、仮令感染しても重症乃至は中等症化を防止できる」なのである。実際に、毎日東京都が発表している年代別の感染者を見れば、20歳台以下と以上の感染者は常に最大であり、青山氏の主張を裏付けてはいなかった。岸田総理もこのような反対論者というか野党が存在するのでは、要らぬご苦労をされるのかなと思った。